AviUtl
AviUtlは無料の動画作成ツールです。
RTAで簡単に記録動画を作成する場合は無料ツールで十分です。込み入った編集も可能ですが、本格的に編集をするなら有料ツールに切り替えることをおすすめします。
作成時点でバージョンは1.10です。
http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/ より
AviUtl最新版(作成時点1.10)、exedit93rc1という拡張プラグイン(作成時点テスト版0.93)の最新版をダウンロードします
プラグイン
aviutl110の中に、Plugins というフォルダを作成し、その中にプラグインを置きます。
- 拡張プラグイン(作成時exedit93rc1)
先程ダウンロードした公式の拡張機能です。解凍した中身すべてをPluginsフォルダに配置します。
- x264guiEx
動画を様々な形式に出力するためのプラグインです。
こちらのページから、ファイルにあるx264guiEx_2.64v3.zip(作成時点)を右クリックしてダウンロードします。解凍して作成されたauo_setup.exeを起動して、aviutl.exeのあるフォルダを指定します。
- L-SMASH Works(作成時点r940)
様々な形式の動画を読み込むためのプラグインです。
https://pop.4-bit.jp/?page_id=7929 のダウンロードL-SMASH Works r940 release1をクリックしてダウンロードします。
解凍して、lwcolor.auc、lwdumper.auf、lwinput.aui、lwmuxer.auf 各ファイルをAviUtl 直下の Plugins フォルダに配置します。
下図は上記プラグイン導入時のフォルダの中身を示しています。
動画作成
aviutl.exeを起動します。
メインウィンドウの設定->拡張編集の設定をクリックして、拡張編集をクリックすると拡張編集のウィンドウが出てきます。
拡張編集を右クリックして、新規プロジェクトの作成をクリックすると、設定が出てきます。
標準では4:3で表示されていますが、16:9(640×360)などに変更しておきます。
操作
基本的に拡張編集の画面で行います。右クリックで要素を追加して、それを画面を埋めていきます。
範囲はオブジェクトをドラッグでつまんでマウスで移動させます。表示する長さは端をドラッグで伸縮します。
Ctrlとホイールを回して、秒間隔を伸縮することで、短い、長いものでも動かしやすくなります。
レイヤー
Layer1,2,3,...と多くレイヤーがあります。レイヤーの数値が小さいものが画面背面に来ます。
元となる動画ファイルの上にタイマーが来るようにしたいため、動画ファイルをLayer1に設定して、残りを順々で追加していきます。
レイヤーは実質無限ですが、レイヤーで機能を固めて統一して操作すれば楽になります。
動画を取り込む
- 動画ファイル
"メディアオブジェクトの追加->動画ファイル"
を選択します。その左下にある参照ファイルを選択し、取り込む動画を選択します。
動画ファイルが大きくて収まっていない場合は、拡大率を下げて収めます。
- 音声ファイル
メディアオブジェクトの追加->音声ファイルを選択して、動画ファイルと連携にチェックが入っていることを確認したら、動画と同じ長さまで引き伸ばします。
タイマーを追加
"メディアオブジェクトの追加->カスタムオブジェクト"を選択します。
左下の集中線をカウンターに変更します。表示形式を5や7に変更することで小数点以下も表示できます。設定より直接入力ですが、フォントも変更できます。
カスタムオブジェクトの設定、配置位置を決めたら、メインウィンドウで動画を操作してタイマー開始地点で一時停止します。(not 再生ウィンドウ)
拡張編集の赤線に合わせてカウンターを右クリックして分割をクリックします。
開始地点前のものは速度を0にして、後のものはそのまま利用します。
タイマーを停止するには、"メディアオブジェクトの追加->時間制御"を選択して、位置を0にします。タイマー停止位置の上のレイヤーに配置すればタイマーを停止できます。時間制御の場合は下のレイヤーにも影響があるので苦肉の策です。
他にもスクリプトを利用しても構いません。
編集
最低限はこれで十分です。編集する場合はここで行います。
Layerをクリックするとそのレイヤーのオブジェクトは全て非表示になり、拡張編集では濃い灰色になります。
保存せずに途中で閉じると今までの努力が消えてしまいます。自動バックアップは初期で設定されているので安心です。保存せず閉じてしまった場合は拡張編集で右クリックし、"バックアップファイルから新規作成"を選択し、aviutl/Plugins/backupにあるバックアップ選択すれば復元できます。
完成した例
動画出力
動画が完成すれば、拡張編集を右クリックして範囲選択->最後のオブジェクト位置を最終フレームをクリックして、尺余りを防ぎます。
動画を出力するために"ファイル->プラグイン出力->拡張x264出力(GUI)Ex"をクリックします。
多くの動画投稿ページに対応するためにファイルの種類をmp4に変更します。ビデオ出力設定のために、ビデオ圧縮を設定します。
ここではとりあえず出力する目的なので、歯車の"プロファイル"(画像では高速)を選択して、一番下の"高速"を選択します。他にもプロファイルは多くありますが、特に大きく変わらなかったので、これにしました。
触りそうなところをアンダーラインしておきました。音声の出力ビットレートは必要ないので、64~128kbpsに下げておきます。画像では設定していませんが、プリセットは速度をvery fast、プロファイルはmainにしておくと良いです。
弱々PCのため、上記画像の設定 13分程度の360p動画を出力するのに75分かかりました。弱いPCで出力に時間がかかる場合は、分割して出力するか、出力解像度を抑えるか、自動マルチパスでサイズを指定することになります。
初期設定ではソフトウェアエンコードです。PCが強い場合はプラグインを入れてハードウェアエンコードにすると動画書き出し速度が早くなります。
よくあるポイント
一例です。
枠
メディアオブジェクト→図形を選択し、図形の種類を変更します。
全体を覆うならを背景を、部分的にするなら四角形などを選択します。
ライン幅が400となっているのを5,10などに変更することで枠が完成します。色は下にある色の設定を選択します。
インターレース解除
設定->インターレースの解除->自動で簡単に導入できますが、質を考えるとプラグインを利用したほうが良いと思います。
分割して出力
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1183851081
ちまちまやるしかないみたいです。フレーム位置をメモして抜けがないようにします。
ゆっくりムービーメーカーを利用して、人工音声を追加する
他サイトに任せます。