RTAを取り掛かる前に
■始める前に
RTAをしている人の中でも通常プレイやったことない人もいますが、操作慣れやストーリーの展開を知っていると楽な面もあります。
そのゲームをクリアしたり、遊んで、面白ければやっても問題ないはずです。とは言え、通常プレイがRTAに役立つかは微妙で、そのゲームを楽しめるかが大事です。
ゲームが決まれば、最初から最後まで通すことを最初の目標にして練習していきます。
■専門用語
用語については別サイトで解説しています。-> RTAで使われる用語
■よく使うウェブサイト
他にもあれば教えて下さい。
★生放送一覧ページ(ニコニコ生放送、Twitch、YoutubeLive)
RTA生放送中!(日本)、SpeedRunsLive(海外)
★記録
★情報サイト
国内
海外
speeddemosarchive、speedrun.com、reddit/speedrun,GDQ Vods
あくまでも全般的な内容で、議論だったりはDiscordを中心に行われています。
■始めるにはどんなゲームが良いか?
好きなゲームや楽しそうと思ったものを選択することが多いです。継続性を考えると、好みに合ったゲームを選択することが大事です。すぐに始めるには情報どれだけがあるか、短いゲームであるかが大事です。
-以前にやりこんだゲーム(好きなゲーム)
内容が頭に入っていることから始めるまで時間が短縮できますし、新たな発見もあり、より一層そのゲームを楽しめます。
-最近遊んだゲーム
上記に当てはまればゲームの内容を覚えていることから、RTAの技やルートの習得が早いです。初プレイだと通せるまでに覚えることが多く、RTAを見慣れいても、通せるまでに時間がかかります。
-普段よく見るもの
ルートを理解したり、走者に質問もしやすいです。
GDQ vodsやRTA in JapanのYoutubeなど、イベントから選ぶのも良いです。
-競技人口が多いゲーム
走者が多いゲームは情報は多いです。日本人が多いものだと日本語の情報がたくさんあって嬉しいです。しかし、惰性で選ぶならモチベ的に続かないこともあるので、ただ選ぶという点では好ましくないです。
speedrun.comのゲーム一覧、ニコ生RTA wikiの人気シリーズを参考にします。
■ 最初に始める上でおすすめする作品(未プレイ)
参考に未プレイでも取り組める作品を挙げてみました。RPGとPS系はわからないので書いていません。
- レトロゲーコンシューマー
2D:FC~SFCマリオ
3D:マリオ64
遊び:マリオパーティ系
どれも短くて情報も多く始めやすいです。難しめならロックマン、スーパードンキーコング系になります。FC,SFCはスイッチオンラインでの練習もしやすいです。
- 最新ゲーム(2020)
ブレスオブザワイルド、スーパーマリオオデッセイ
最新ゲームの定番で、カテゴリや情報も多く手を付けやすいです。
- PC
2D:VVVVVV,Cuphead,ニュースーパーフックガール
3D:A Hat in Time
どれも難しい上に日本語の情報が少ないです。
■RTAを始めるために ~RPGの場合~
https://rtagamers.com/rpg/post-6765/
本サイトでは主にspeedrun.comを中心に記述しています。こちらの記事では、本サイトの解説が不十分なRPGのことや、日本のコミュニティについて丁寧に解説してあります。
■カテゴリの選択
主要カテゴリから選択します。それだと解説情報も多いです。主要カテゴリーはspeedrun.comのゲームのページを開いたときに表示されているものです。
ゲームによって難易度は変わりますが、Any%を選択するか、上位の記録が1:30以内のを推奨します。
Any%は大雑把に言えば、一番短いカテゴリで、人口もたくさんいます。
短いものは覚える量が少なく、最適化する箇所がそれほどないなど、RTAの全体像を掴むのに最適です。一つでもRTAできるゲームがあれば、他のタイトルを学ぶのにも時間がかからなくなるなど、1つ学ぶだけでのメリットは多いです。
■人気ゲームとカテゴリの紹介
以下はspeedrun.comのゲームページです。(海外で人気のあるゲーム)
一番売上の多いゲームであるスーパーマリオブラザーズです。
左上のタイトルの下にどんな環境でプレイできるかが記されています。(NES,SNES,...,SNESClassic)
その右側にあるAny%, Warpless, Misc.(その他)というのがカテゴリーです。動画を閲覧するにはその記録の右にあるビデオアイコンで開きます。
Any%は5分程度で終わり、Switch,GBA,FCなど、様々な環境でプレイでき、すぐに始められます。
取り上げた中では最も古いゲームですが、RTAではそんなのは関係なく十分楽しいです。
RTAプレイヤーのうち80%はRTAをプレイしたことのあるタイトルで、非常に始めやすいです。
16starは日本で人気があり、日本語での解説も豊富です。練習すれば40分以内で終了することから手軽に始められます。しかし、バグ技の関係上16枚を行うには、64で初期バージョンのソフトを使用しなければなりません。
詳しい説明はこちらのページから-> スーパーマリオ64RTAインフォ - 初心者ガイド
カテゴリが多くあって選びにくいですが、GSRがおすすめと数々のプレイヤーが声を合わせていました。こちらも程度慣れてくれば、他のカテゴリに手を出しても良いと思います。
日本人走者も多く、解説動画が豊富にあります。
具体的に環境を記述しているページは-> 姫のお茶会 -ゼルダの伝説 時のオカリナ RTA入門指南書
Switchで一番人気のあるゲームです。これもAny%を選択します。日本でも人気のタイトルのもあって、日本語の解説が豊富です。
インディーゲームで特に人気があるCelesteです。このゲームは非常に難易度が高いです。覚えることが一番少ないAny%でもテクニックが難しいので、RTAをするまでなかなか大変です。
PCでプレイし、Livesplitとツールを使えば自動でタイマーを開始、停止してくれます。(英語の解説動画) 他にもPC版には練習用ツール、キー入力表示のレイアウト(NohBoard)がspeedrun.comのresourceのページ に公開されており、練習環境も充実しています。
他にはDiscordや解説ページに初心者におすすめと書かれているカテゴリも良いです。一番いいのは自分でやりたいカテゴリを選びます。
■バージョン差、プラットフォーム差、言語差
ここで記述する内容は発展的な部分もあるので、バージョン差以外は。
-バージョン差
任天堂ならSFC,N64,GB,GBAがほとんどなのでさほど重要ではありません。英語ではvesion differenceと表記されます。
基本的に初期で確認されたバグが後期版では修正されるために、初期版が有利なゲームもあります。ゲームによっては関係ないこともありますが、確認せずソフトを購入してしまうと後戻りできなくなります。
- スーパードンキーコング2
口寄せ(ステージ離脱)が日本ver1.0ではうまく行かず、1.1以降では簡単にできる
- ゼルダの伝説夢をみる島DX
あらゆるものが日本ver1.0だけで、それ以降では不可
バージョン判別法はこちらから(別サイト)->海外版の使い方とROMバージョン判別方法
-プラットフォーム(ハード)差
ロードとバグ技に関係します。ロードはダウンロード版,PC版が早いことが多いです。次世代ハードでプレイできる場合もロードが早くなっていることが多いです。
ロードはレトロな3dゲームだと顕著ですが、はじめの段階では気にする必要はありません。speedrun.comのプレットフォームに注目すればどれが最速かがわかりやすいです。
バグ技は発売日の早いものではバグ技が修正されていないこともあります。それがRTAに反映されることもあるので注意が必要です。
-言語差
発売時期によるバグ技、テキスト量、速度に関わってきます。バグ技なら困りものですが、テキスト量、テキスト速度は初めの段階では妥協できます。
発売時期、発売段階から、日本版ではできないバグ技が海外版だとできる、逆もしかりというのもあるため、注意が必要になります。幸い日本版が早いことも多いです。speedrun.comの言語に注目すれば、どれが早いかは判別できやすいです。
Q.英語はできたほうが良いか?
できなくて構いません。Google 翻訳、字幕自動翻訳があり、大抵なんとかなります。
英語の情報を使うと情報取得の幅が広がります。海外にしか情報がないゲームだとなかなか手間取ります。
最近は英語が達者な人が多いです。英語の文章に抵抗があるかで、最新情報を掴むのに差が出て、実力に反映されることがあります。
■ 普段やらないプレイング
ゲームによっては特殊な操作が強いられることがあります。
2つのコントローラを同時操作
聖剣伝説2、マリオギャラクシーなどストーリー上でマルチでプレイできるゲームではよくあります。
コントローラの持ち方
ブレスオブザワイルドの口笛移動など必須ではあるが、プレイしにくいもの。ちょっと変えるだけで操作が安定するようなでいすい持ち(マリオシリーズ)などがあります。操作が安定できない場合はコントローラの持ち方を探る手も必要になります。
操作猶予のない入力
格ゲーのようだと言われることもあります。単にゲームの入力受付が少ない理不尽なものだったり、技を決めるために特定のタイミングである行動をするものもあります。失敗してもすぐに挑戦できるもの、待機時間が発生する、やり直しになるといくつかあり、その精度を高めることが重要になります。
ひどい場合は連続入力もあり、ポーズバッファがないと難しいゲームもあります。
長時間の連続プレイ
確かに通常プレイすることがありますが、RTAでは少し勝手が異なります。
普通は自分のタイミングで中断でき、食事や用事ができます。RTAする上では、操作をしない時間が損に繋がり、ムービー中など待機シーンでしかそれらを行えません。長時間のゲーム中に序盤ならまだしも、中盤、終盤に問題が発生すれば、いくら上手くできたからと言って短縮分が無駄になってしまいます。