前の紫波橋は、紫波町で北上川に架る唯一の橋で、紫波町の東部、西部を結ぶ極めて重要な橋梁であった。コンクリート橋であったが、老朽化し、橋の幅が狭く大型車のすれ違いができなかった。
戦時中には、鉄製欄干が強制供出となったり、数十回に及ぶ洪水に橋脚も耐えず老朽化が進み、大型輸送時代に適応するためと岩手国体自転車道路としても新しく架橋の必然性に迫られた。昭和41
年(1966
)、新紫波橋の着工となった。総工費1
億5400
万円。全長247m
、幅11.3m
(うち歩道4.5m
)。当時の橋の下流80m
に「新紫波橋」が着工し、昭和45
年(1970
)5
月完成。昭和45
年(1970
)8
月26
日、完成渡り初め式が行われた。
NO98.新紫波橋.mp3