41 赤川舘 大巻字白旗


赤川館は、大巻字白旗の河岸段丘の上の、屋号白旗の付近一帯にあったと思われる。西側には白旗八幡宮跡の石柱が残っている。守り神であったのであろう。

長徳寺の由緒書に赤川館葛原伯耆守義敬(くずはらほうきのかみよしたか)は斯波氏の二男ということである。義敬と3代目の館主が長徳寺開創に深くかかわっていたことが分かる。

川村館を本拠地とした川村秀清の裔が、斯波氏の来郡によってそれまでの勢力を失い、斯波氏の配下になったことから、佐比内の熊野神社に館を移すが、その後に斯波氏がその時の二男を大巻のこの地に送り込み館を配置したことが推測される。

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