屋号元町の屋敷付近を「元町」といい、あるいは検断堂といった。この地は彦部氏時代に普段に居住し、街をなしていたので元町の名を残すのであろうということである。また検断堂とは、彦部氏が検断職の職権があり、中世の警察権、刑事裁判権をもっていたため、そう呼ばれていたのであろうと思われる。