49 大峯のくわりん(花梨) 大巻字大峯 屋号大峯 紫波町指定文化財
大峯の「くわりん」の樹は大巻の屋号大峯の庭前に生えている。この樹は熱帯性のものといわれるが、この地方には稀なものである。「まるめろ」のような実がつき、多い時は100
個以上にも及ぶという。秋に黄色になる。大正9
年(1920
)発行の『紫波郡誌』に「彦部村大字大巻佐藤ヨシ庭前にあり、周囲4
尺5
寸、及び2
尺2
寸の2
株にして200
年前(現在では300
年前となる)に植え付けたものであると謂って居る」と記されている。
現在の計測では、根本周2.8m
、目通周2.7m
、樹高12m
、推定樹齢300
年、岩手県内2
番目の大木であるという。
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