海と日本PROJECT
全国一斉ウニの発生体験
2021年夏 タコノマクラ
お茶の水女子大学海洋教育促進事業
日本財団「海と日本2021」
「海と日本PROJECT 全国一斉ウニの発生体験」は、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターから全国各地にウニの受精実験教材を一斉発送し、利用者同士をオンラインで繋いで一体感を持ちながら海を学んでもらおうというイベントです。夏、秋、冬、とそれぞれの時期に繁殖期を迎えるウニを用いて、年3回の開催を予定しています。「全国一斉ウニの発生体験 2021年夏」はその第1回で、使用するウニは「タコノマクラ」です。6月の部、7月の部、がありますので都合の良い日程の方を選んで参加して下さい。
今回は6月、7月、それぞれ約20件程度の募集とさせていただきます。学校の授業用に開発した教材ですが、学校以外の団体や個人からの申込みも受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。
タコノマクラ
Clypeaster japonicus
夏に繁殖期を迎えるウニの一種
タコノマクラ卵割
卵が透明で中の様子が良く観察出来ます
6月の部(6/15締切)
6月22日卵精子発送(23日到着)
6月24日 オンライン相談会
6月29日 オンライン報告会
7月の部(6/29締切)
7月6日卵精子発送(7日到着)
7月 8日 オンライン相談会
7月13日 オンライン報告会
6月の部、7月の部、合同コンテスト(写真などの作品紹介)
オンラインイベントの詳細は参加者(教材を申し込んだ方)には追って連絡いたします。
コンテストに作品を応募できるのは教材利用者のみとしますが、作品の閲覧を希望される方にはオンライン会場へのリンクをお知らせします。お気軽にお問い合わせください。
送付する教材の紹介
未受精卵と精子
発生の実験材料として、成体のウニではなく、卵と精子を宅配便にて送付します。経験の無い方でも簡単に実習を行うことができます。観察には顕微鏡が必要です。
植物プランクトンと動物プランクトン
実験で発生させた幼生を、初期プルテウス以降も継続して育てる場合には餌やりが必要になります。こちらの教材はウニ幼生を飼育するための装置の貸与とケイソウ培養のための試薬類の提供とがセットになっています。餌となるケイソウも自分たちで培養しながらウニ幼生を飼育することは海の生態系の一部を身近に再現することとなり、より深く海が学べます。幼生飼育を考えている方は、卵精子を申し込む時点でこちらも合わせて申し込んでください。
申込: お茶大湾岸センターのサイト(https://www.cf.ocha.ac.jp/marine/info_sck/d009575.html)からダウンロードした申込書に必要事項を記入の上、wangan@cc.ocha.ac.jpまでメール添付で送ってください。(6,7月とも20件程度までの提供予定です)
ウニ卵精子教材参考資料(採卵採精風景の動画)🎞
動画のダウンロード希望の方にはgoogleドライブへのリンクをお知らせします
タコノマクラ採卵
2021年夏6月の部で提供した1番の卵の実際の採卵風景です
タコノマクラ採精
同じく2021年夏6月の部の精子の準備風景です
精子回収
6月の部で実際に送った精子を回収したときの映像です