海と日本PROJECT

全国一斉ウニの発生体験

2022年秋 キタムラサキウニ/アカウニ 

2021年秋コンテスト アート部門最優秀賞作品
(さいたま市立大宮北高等学校)

キタムラサキウニ

Strongylocentrotus nudus 

に繁殖期を迎えるウニ

10月の提供はキタムラサキウニを予定しています


アカウニ

 Pseudocentrotus depressus

に繁殖期を迎えるウニ

11月の提供はアカウニを予定しています

「海と日本PROJECT 全国一斉ウニの発生体験」は、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所から全国各地にウニの受精実験教材を一斉発送し、利用者同士をオンラインで繋いで一体感を持ちながら海を学んでもらおうというイベントです。夏、秋、冬、とそれぞれの時期に繁殖期を迎えるウニを用いて、年3回の開催を予定しています。「全国一斉ウニの発生体験 2022年秋」は10-11月に開催し、使用するウニは「キタムラサキウニ」「アカウニ」です。申込書などはページ下部にあります。

日程1、3は学校20校、日程2、4は学校10校と一般10件程度の募集とさせていただきます。

定員に達した場合にはここでその旨お知らせします。

案内チラシ 学校用一般用

秋のイベントスケジュール

卵精子の到着日は、地域によってはもう一日後になる場合があります(当該地域の方は申込時に確認します)。

10月の部(キタムラサキウニ)

申込締切:9月30日

日程学校20校)

10月12日卵精子到着


日程2(学校10校、一般10件)

10月26日卵精子到着


10月27日オンライン相談会(日程2)

11月2日オンライン報告会(日程1&2)


11月の部(アカウニ)

申込締切:10月28日

日程3(学校20校)

119日卵精子到着

日程4(学校10校、一般10件)

11月23日卵精子到着

11月24日オンライン相談会(日程4)

11月30日オンライン報告会(日程3&4

冬休み期間 全日程合同の表現作品コンテスト

今回の教材を利用して海について学んだことや感じたことを表現作品にまとめてもらい、出品された作品をコンテスト形式の展示会で紹介します。

オンライン相談会は一般の方を対象にした、顔合わせも兼ねた簡単な研修会です。卵精子の到着から一日後に開催しますので、実験してみてまくいかないことや、実物を見たら湧いてきた疑問などを相談してください。2022年度は「海洋教育を担う人材の育成」のために、複数回利用の方には特別講師として研修を行う方の立場にもなってもらう予定です。学校の先生の場合は教材到着直後はかなり忙しいかと思うので、相談会については特に日時は定めず必要に応じた個別対応とします(オンライン会議形式でも電話やメールによる相談でも)。

オンライン報告会は受精実験の報告と幼生飼育の途中経過報告や相談をしながら教材利用者が交流する会です。

オンライン相談会、報告会はそれぞれ 16:30-17:30 の開催を予定しています。オンライン会ですので都合のつく部分だけの部分参加もOKです。日程1&2の報告会は休日開催のほうが良いという声が多ければ11月3日の開催も視野に入れています(2日との分割開催も含め、申込書でアンケートを取って検討します)。

表現作品コンテストでは、オンライン会場で作品の展示と相互投票によるグランプリの決定を行います。コンテストに作品を応募できるのは教材利用者のみですが、作品の閲覧を希望される方には会場へのリンクをお知らせします。お気軽にお問い合わせください。

各オンラインイベントの詳細については、日程毎に教材利用申し込み者への締切後の送付内容確認メールの際に改めて連絡します。

送付する教材

未受精卵と精子

発生の実験材料として、成体のウニではなく、卵と精子を宅配便にて送付します。一般用には実験器具もセットでお届けします(右写真参照)。観察に用いる顕微鏡さえ用意していただければ、経験の無い方でも簡単に受精実習を行うことができます。

植物プランクトンと動物プランクトン

実験で発生させた幼生を、継続して育てるには餌やりが必要です。この教材はウニ幼生飼育用の貸与装置とケイソウ培養のための試薬類の提供がセットになっています(部分利用も可)。植物プランクトンを培養しながら動物プランクトンを飼育し、海の生態系の一部を身近に再現することで、より深く海が学べます。幼生飼育を考えている方は、卵精子を申し込む時点でこちらも合わせて申し込んでください。

申込

以下の書式をダウンロードし、申込書に必要事項を記入の上、wangan*cc.ocha.ac.jp(*を@に変える)までメール添付で送ってください。定員に達した場合にはここにその旨掲示を出します。受付しましたメールが3日以内に来ない場合にはお手数ですが湾岸研究所までメール・電話でお問い合わせください。取り組みが終了したらここにある報告書の書式にも記入の上提出をお願いいたします。

お茶大湾岸研究所のサイトにも同じ書式が置いてあります。

9月28日時点で10月の部は定員を超えましたので、以後は11月の部のみ受け付けます。

10月6日時点で日程3の学校の申込が20校を超えましたので、以後は日程4のご利用をご検討ください。

参考資料(実際の実験レポート)

2021年度秋の表現作品コンテスト、観察レポート部門最優秀作品(井田かれんさん;当時小学5年生)

ウニの発生研究報告_井田かれん_12222021.pdf

参考資料(ウニ採卵採精風景の動画)🎞
ダウンロード希望の方には動画へのリンクをお知らせします

キタムラサキウニにアセチルコリンを注射.mp4

キタムラサキウニ注射

ウニを傷めないように歯の隙間に針を入れてアセチルコリンを注入しています

2021キタムラサキ採卵後半のみ.mp4

キタムラサキウニ採卵

卵は海水中に産ませます

2021採精上向き_字幕つき.mp4

キタムラサキウニ採精

ウニをシャーレに伏せないで精子を回収している例です

アカウニ注射.mp4

アカウニ注射

キタムラサキウニ同様アセチルコリンを注入しています

アカウニ採卵2021.mp4

アカウニ採卵

左側は”青い”アカウニです

アカウニ採精2021.mp4

アカウニ採精

回収シーンはありませんがアカウニが精子を出している様子です