顕微鏡でスマホ撮影する際のアダプターについて

2023年度冬のオンライン報告会で受けた質問とその回答をまとめました。市販の望遠鏡・顕微鏡用のスマホアダプターもありますが、ここではそれ以外の情報をまとめました。

質問:三輪田学園 青木先生より

顕微鏡での写真を撮る方法についてです。私はスマホやiPadを光学顕微鏡や実体顕微鏡のレンズに当てて写しているのですが、この場合、ベッタリくっつけると上手くいかず、浮かせて当てる必要があります。これが至難の業で、呼吸をしただけで画面が真っ黒になったりして、ここぞという時にいい写真を逃してしまいます。皆様は、どのような方法で撮影をなさっていますか? 何か良い方法や良い道具がありましたら、ご提案ください。 

回答1:修猷館高校 清水先生より

本校では生徒用顕微鏡全てにペットボトルキャップに穴を空けたものを準備しています。15倍の接眼レンズにフィットします。スマホをぴったり当てるとピントが合います。最近のスマホレンズが複数有るタイプのものも、どうにかして撮影しているようです。

実体顕微鏡には片方の接眼レンズに紙の筒を入れて距離が取れるようにし、スマホを当てて撮影しています。

福岡教育大学で使われていたものを数年前の九州高等学校理科研究発表大会実験実習部会で紹介しました。 

①ホルダーを鏡筒にぶら下げて準備しています。 

②15倍の接眼レンズに設置したところです。

③ホルダーのみです。穴はコルクボーラーを熱して押しつけて開けました。ひも用の穴は千枚通しを熱して。大きく開けすぎてしまったので紙を貼って1センチくらいの穴に調整しています。


④ナリカで販売されていたホルダーです。スマホレンズに貼り付け、10倍の接眼レンズにくっつけて使います。現在はクリップタイプのものが販売されています。

⑤実体顕微鏡の時のホルダーです。適当に切って丸めた紙筒です。レンズとの空間は2センチくらいです。 

回答2お茶大ISEより

ビート板を加工したアダプタの写真?

その他資料はここでは公開しないで問い合わせてもらう?

その他

化学実験用のスタンドをうまいこと使ってスマホやタブレット端末を顕微鏡の手前に固定している様子の写真が、ウニ実験の”取り組みの様子のわかる写真”で実験報告書に添付されていた例もありました。