oral

  • 学内のプログレス発表、学会の予行演習など、事前練習をする前に、以下のチェックリストを眺めてみてください。スライドのデザインなどを指摘するので、貴重なゼミの時間を消費するのは、皆にとって損害だし、内容について議論ができないという意味では、発表者が一番、損をします

    • スライドが見にくくないか? 「デザインが悪くとも、データ・内容がよければいい」という考えはエゴです。凝ったデザインにする必要はありませんが、デザインも最低限のものを作るように意識してください。いいデザインのスライドを作るためには、日頃から審美眼を鍛えてください。

    • 文字は十分に大きいか? 原則、最低18ポイント。グラフの軸の説明まで、このサイズであることが望ましい。

    • 誤字脱字はないか。文章であれば、主語述語があるか。完璧な英語を書くことは期待していませんが、それでも細心の注意で言葉を選んでください。これも「内容・データがよければ、あとは適当でいい」という考えはエゴです。

    • 各スライドで、何を言いたいかを明確に。よくある悪例は、スライド上部のタイトル部分に「⚪︎⚪︎⚪︎の影響」、スライド一番下に結論、という形式です。結論を伝えたいのだから、結論は一番見やすい最上部にあるといいでしょう。

  • 口頭発表は、自分の考えをまとめて他人に聞いてもらう、また他の人から一斉に意見をもらえる貴重な機会です。しかし、

    • スライドがみにくい

    • 文字・記号の使い方が変

    • 必要な情報を載せていない

  • などのことがあると、発表の仕方を指導するだけで、内容に入ることができません。

  • ですので、プログレス発表、ゼミ発表をする際には、事前に以下のことをチェックしてください。

    • 10行以上禁止

    • 文字は最低18pt

    • グラフの横軸・縦軸がない・読めないの禁止

    • 混んだ部屋で発表するときには、スライドの下1/5は基本的に使わない

    • スライドの上部が一番、目立つ場所。ここを無駄に使わない。たとえば、結論は上部に書くと内容が締まる

    • フォントは全部一緒?

    • 変な空白の開け方はしていない?

    • エラーバーがSEかSDか、書かれている?

    • サンプルサイズは書かれている?

    • スライドのデザインは整理されている?

    • 「;」「:」の使い方はあっている?

    • デザイン・イラストに凝りすぎていないか?

  • 英語で発表する際には、原稿を必ず作ってください。その後、手を入れて論文化する手間が省けます

  • 仮説と予測はなんですか? 発表で答えようとしている問いは何ですか? これらをはっきりさせてください。