ケアラーズ・カフェ - コミュニティー事業 -
ケアラーズ・カフェ - コミュニティー事業 -
ケアラー(在宅介護者)がほっと一息つける居場所を作ることをきっかけにできた。介護の合間にお茶を飲みながら自由に話をしたり、情報交換などをしている。市内3か所で開催。年間回数は65回を数える。
2013年に立ち上げたケアラーズ・カフェは、現在、市内3か所合計で30名ほどの利用者と、支えるスタッフ12~13名が、それぞれ月2回の開催日に集まり、情報交換やおしゃべりを楽しんでいます。きっかけは、仕事の仲間同士、介護の苦労やグチを言い合い発散する中での「こんな場所があって良かった」のひと言でした。前年に日本初のケアラーズ・カフェができていた東京・阿佐ヶ谷に研修に行き、介護中のケアラーに必要なあ情報を集め共有し、励まし合うことなど、カフェの目的と運営のポイントを学びました。
当初は「ケアラーって何?」と聞かれるところから始まりました。市の助成金を活用して「介護者サポート」の講習会を開催し、支援への理解を得る試みや、傾聴ボランティアとの連携を行うことで、徐々に支援スタッフの陣容も整ってきました。コロナ禍においては、公共の場を使った居場所の閉鎖や中断が続く中、3か所のケアラーズ・カフェはぎりぎりまで開催を続け、「行くところがない」「息抜きの場がほしい」との声に応えてきました。その中で地域包括支援センターなど、公約機関との関係も深まっています。また、多様な事情を抱えるケアラーの利用が増えてきました。一方でケアラーズ・カフェに行きたいと思っても時間が見つからない、そんあケアラーのさまざまな状況も認識し、思いを寄せつつ今日まできています。(片山 文敏)