イベント前の艦娘の訓練風景【改二】をご視聴頂きありがとうございました。
まさか同じ動画を3回も作るとは思ってませんでした。
この頁では簡単なメイキングっぽい?解説みたいなのをやっていきます。
この解説で少しでも参考になれば幸いです。
MMDユーザーでない方も、この解説でMMDに興味をもってもらえたなら幸いです。(沼)
ではではやっていきましょう。
基本的に1作目2作目、そして今回の3作目もやっている事は同じです。
・多段ボーンと肩キャンセル
・腕切りIK
・表情モーフの妙な使い方
-多段ボーン-
私がいつも勧めている(強要している)多段ボーン。いつもは多段化は1段ですが今回は2段にしてみました。
BoneDoublerXというプラグインで追加できます。
【標準ボーン】⇒基本的なモーション
【1段目】⇒プルプル震えるモーション
【2段目】⇒調整用
こんな感じで使いました、
ただ、2段目は過剰だったかなと。あまり使わなかったです。使用は全体の5%くらいでした。
よほど特殊な使い方をしない限りは多段は1段まででいいかなぁと。
-肩キャンセル-
今回は肩キャンセルボーンも多段化しました。準標準ボーン追加プラグインを使います。
組み方はニクムニさんが出してる解説動画が分かりやすいです。
【1段目】⇒基本モーションや位置調整
【2段目】⇒プルプルモーション
ただこの肩キャンセルの多段化は使い難かったです。
プルプルするくらいならあまり問題にはならないのですが、大きく動かすと付与率(?)のせいなのか軸がズレてしまいます。
1段目も2段目も同じ軸で回転させないとズレる・・・。ヨーとロールを組み合わせられない。
要修正と検証。
やっぱり、よほど特殊な使い方をしない限りは多段化する必要は無いかなぁと。
笑うモーションの作り方は以前投稿したこの動画から。
-腕切りIK-
いつも使ってる腕切りIK。両手持ちにはとっても便利です。
「IK Maker X」というプラグインで簡単に追加できます。
※腕のボーン構造が特殊なモデルだと上手くいかない事もあります。
腕切りIKボーンの他にもう一つ「追従ボーン」を作ります。
センターボーンを複製して「センター追従」にリネーム。(名前はなんでもいいです)
親ボーンをセンターに設定します。
セットアップはこれで完了。
あとはチキンを追従ボーンに外部親登録。両腕IKも追従ボーンに外部親登録デス。
これで追従ボーンをグリグリすれば簡単に両手持ちが出来ます。
ボーンのヒエラルキーもセンターボーン直下なのでフレームのズレも起こりません。便利。
-表情モーフの妙な使い方-
表情モーフはちょっと妙な使い方をしています。(きっとモデラーさんは意図してない使い方)
表情モーフのスライダーは0から1までしかスライダーは動かせませんが、
ボックスに直接数値を入力する事で1以上の値やマイナスの値も使う事ができます。
ただし意図してない使い方なので値を大きくしすぎると頂点の影ができてしまいます。(モーフの崩壊)
-その他モーフ-
他は自分で追加したモーフくらいでしょうか。と言ってもちょっとしたモノしか追加してません。
下瞼/目小2/口広/口↑/口↓/眉太/ふくれ …これくらいです。そんなに難しくない。
PMXEでモーフ追加が出来ます。引っぱり移動を使うと便利。
プラグインを使ってモデルを改造すれば難しいモーションを本当に簡単に作る事ができます。
作業が劇的に楽になります。
多段ボーンや腕切りIKは特におすすめです。
多段ボーンや腕切りIK以外にもたくさんのプラグインが公開されてます。
用途に合わせた改造をして作業を楽にしましょう。
流石に3回目なので今回は製作期間は短かったです。
セットアップとモーションで2週間かからなかったくらいです。
基本的に多段でカタカタプルプルさせて標準ボーンで動かしてるだけなので、
やってる事は単純です(だから真似して是非やって!)
そう、最近はYouTubeの方にも注力しているのですが、ここ最近ではフルHDが主流になってきた気がします。
アップロード上限の関係でニコ動はまだまだハーフHDが基本っぽい。(おい運営…)
4k60fpsなんてのも偶に見ます。(読み込み遅いけど)
今回から試験的にYouTubeの方はフルHDで投稿しています。
あんまり画質を求める内容の動画ではないけれど、どうなんだろ画質。
画質優先のYouTubeよりもコメント流れてくるニコ動の方が安心するんだけどね、ホントは。
(YouTubeでもストリーミングに合わせてコメントがスクロールされる機能がライブ配信では実装されてますが。今後に期待)
あなたのMMD製作の参考になれれば幸いです。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
ではでは。
参考になるか分からないけど製作過程を録画しました。
長いです、20分。2倍速推奨。細かいところ潰れちゃうので大きい画面で見てください。
海風のモーション製作過程