腕切りIKボーン

腕切りIKボーンを使ってみよう

※沼向けです

腕切りIKボーンが使えるようになるとモーションの表現の幅がグッと広がります。

適切なシーンで使えば作業量を大幅に削減する事も可能です。

もちろんクオリティもアップ。

どういうモーションが簡単に出来るか

ざっと思いつく限りだと・・・

  • 手首を何かに固定したままのモーション
  • 手首だけの独立したモーション
  • 簡単両手持ち(刀、ハンドル
  • 腕立て伏せ、逆立ち歩き
  • マウス操作、筆記
  • 食事モーション
  • 手をつなぐ

動画で見てもらうと分かるかも

MMD杯の動画では全部腕切りIK化しました。

Youtubeで使ってる終了画面動画も腕切りIKです

FKとIK(読み飛ばしてもおk)

ボーンの構造には種類があります。すごく簡単に平たく説明。

-FK(Forward Kinematics)-

ボーンを動かす際に一つ一つ順番に動かしていくモノをFKと呼びます。

例えばMMDの素のモデルで腕周りのボーンを 腕⇒ひじ⇒手首 と一つ一つポージングしていくのをFKと言います。

-IK (Inverse Kinematics)-

ボーンを動かす際にいくつかのボーンを連動させて動かすのをIKと呼びます。

例えば、ほぼ全ての人型MMDモデルは足をIK化してあります。

足IKを操作すれば 足首、膝、足 のボーンが連動して動いてくれますよね、アレです。

本項では、これを腕にも適用するのです。

プラグイン

手動でIKを組む人もいますが、メンドクサイので私はいつもプラグインです。

paperguitarさん作の「IK Maker X」をいつも使っています。

簡単おすすめ。

-適応-

図の様にチェックを入れて適応してください。腕切りIK化します。(チェックを入れないとただの腕IK

-注意-

IK化が上手くいかないモデルもたくさんあります。

例えば最近あったのだと、つみだんごさんの金剛とか、すっぽんさんのまほ姉とか。

腕にヒラヒラだったり特殊な補助ボーンが付いてるモデルは高確率で腕切りIK化が上手くいきません。

金剛なら既に腕補助用の腕IKがあったり、まほ姉は手首補助があったり。

こういうモデルは腕切りIK化する前に、

例えば補助腕IKがあるモデルなら事前にリネーム [腕IK]⇒[腕IK A]

名前は何でもいいです、これで適応。

他、何か補助ボーンがある時は該当ボーンをマージして補助無しにする。

まほ姉の時は、手首補助と手首ボーンをマージ。これでうまくいった。

他、上手くいかない時は自分でボーンの組み直し、塗り直し。

時間と技術はいるけど・・・。

※とりあえず動作確認です。配布されているモデルは一つ一つ違います。

どうしてもうまくいかない時は別のモデル使うとか、頑張って組み直すとか。

使ってみる

文字の説明疲れたんで、あと動画で。文字じゃ伝わらん・・・。

字が小さいと思うので大きい画面で視聴ください。一応フルHD。

※ひじの位置調節は「腕+」や「ひじ+」からできます。