GIS関連のデータを、簡単に確認したりするため、QGISを入れる
基本的には、「QGIS インストール」などで出てきたページに沿ってやればいい。
QGISは、アップデートの頻度が高いので、LTRを使用することにする。
sudo add-apt-repository "deb https://qgis.org/ubuntu $(lsb_release -c -s) main"
上記コードで、Softwareのリポジトリを追加しているが、この太字の部分を、
sudo add-apt-repository "deb https://qgis.org/ubuntu-ltr $(lsb_release -c -s) main"
のように変えると、LTR版を使うようになる。リポジトリURLの一覧は、インストール手順のすぐ下に載っている。
リポジトリを入れたあと、そのまま、手順通り、
sudo apt update
とすると、
N: リポジトリ 'https://qgis.org/ubuntu focal InRelease' がアーキテクチャ 'i386' をサポートしないため設定ファイル 'main/binary-i386/Packages' の取得をスキップ
というエラーが出る。
エラーメッセージで検索したところ、以下のサイト「萌え萌えmoebuntu」がみつかり、それによると、「リポジトリに「i386」用のものも含まれているためエラーが出るようです。」とのこと。
ファイルは、
/etc/apt/sources.list
にある。これを右クリックし、VSCodeで開く。
なお、萌え萌えmoebuntuのサイトにある、
sudo nautilus
の手順は不要(ここで説明する方法なら)。
2021-04-23追記:Xubuntu 21.04で試したところ、
/etc/apt/sources.list
には該当するリポジトリ情報はなく、
/etc/apt/sources.list.d/**********.list
にあった。(萌え萌えmoebuntuサイトの通り)
一番下に、直近で追加した、QGISのリポジトリ情報がある。萌え萌えmoebuntuのサイトの記載に習い、[arch=amd64]を追加する
# This system was installed using small removable media
# (e.g. netinst, live or single CD). The matching "deb cdrom"
# entries were disabled at the end of the installation process.
# For information about how to configure apt package sources,
# see the sources.list(5) manual.
deb [arch=amd64] https://qgis.org/ubuntu focal main
# deb-src https://qgis.org/ubuntu focal main
なお、リポジトリのURLや、「focal」の文字列は、選んだリポジトリや環境により変わる。
先頭に# がある行は、コメントアウトされているので、変える必要はない。
保存しようとすると、Sudo権限でないので保存できないが、VSCodeが、Sudo権限で再実行するかを尋ねてくれる(便利だな)。
「Sudo権限で再試行」を押すと、保存できる。
再度、
sudo apt update
実行すると、先程のメッセージは消えている。
あとは、最後の手順(install)を実行して、完了。