2020-10-23に、Xubuntuの新しいリリース 21.04が出ました。Xubuntu 20.10 Releaseのページで、私の使えるPCでのインストール状況(利用可否)を説明していますが、20.10を使っているものから順番に、21.04へ更新(新規インストール)していきます。
なお、すでにdaily buldでXubuntu 21.04を試しており(ThinkPad P14s)、このページでOK判定をしたものは、そこで確認された不具合も含めて問題ないと判断しております。
機種に依存しない、Xubuntu 21.04を使ってみてのトピック
ウィンドウのサイズの変更がしやすくなった
今までは、マウスでウィンドウのサイズ変更をしようとしたとき、カーソルが「ウィンドウサイズ変更」のカーソルに変わる範囲がかなり狭く、操作性がかなり悪かったのですが、心なしか、広くなっている(もしくは、吸い付くようになっている?)ように思います。
気のせいだったらすみません。
USBドライブなどを接続したときに、20.10まではデスクトップにアイコンが出てきていたのに、表示されなくなった。
ちょくちょく使っていたので、残念です。今後は「ホーム」を開いて、そこから左側で対象のドライブを選択することで開けます。
デスクトップにいろいろファイルを置く人にとっては、邪魔だったのでしょうか?
システムモニターの、タイトルバーのあたりが気持ち悪い
今のままでなんの不満もないのに、なんで変えたんだろう、という感じです。上の3つのボタンもやたら太いし。
Xubuntu 20.10が難なく動作したLet's note CF-N10ですが、21.04も特に問題は見当たりません。
P14sでdaily buildでは、輝度が記憶されないという、ストレスになる不具合で使用をやめましたが、T495も基本的に似ているのでだめかと思っていました。Release後に試してみたところ、インストール後何回かは、輝度が記憶されないことがありましたが、何回か試していると、記憶されるようになりました。
システムモニターが起動しないという不具合もありません(あれは、P14sが8コア16スレッドのCPUだったことも関係しているかもしれません。ただ、Xubuntu 20.04 LTSでは16スレッドをきちんと認識できています)。
BluetoothをOffにしても、起動したときにはOnに戻ってしまいます。ただ、致命的ではないので、これでNG判定するつもりはないです。
上記のように、使えなくはないので、20.04 LTSから移行してしまってもいいかな、と思っています。もう少し使って、輝度記憶されるかどうかを確認したいと思います。
22.04 LTSが出る前に21.04はサポート切れになってしまうので、21.10が使えなかった場合、20.04 LTSに戻す可能性もある、というのが迷いどころなのですが。
Xubuntu 20.10でも起動しないので、20.04 LTSで使い続けていたEliteBookですが、今回いろいろBIOSをいじってみたところ、起動するようになりました(こちら)。CPUもIntelですし、大手の無難なPCで、変わったデバイスも入っていないので、起動してからは、特に問題は見当たりません。
Xubuntu 20.04 LTSのころから、輝度が100%で変換できない、インストール後に起動しないなどの不具合があったものの、今回は起動できた。
この機種では、Bluetoothをオフにすると、次回起動時も設定が記憶されていた。ただ輝度が記憶できず、次の起動時には、設定値は輝度0%になっているものの実際の液晶の明るさはMAXという不具合がある。キーボードやスライダーで設定すればその輝度になるので、致命的な不具合ではなく、OKとした(使うとしても、メイン端末ではなく、ある用途でプログラムを実行したまま放置する用途で使うつもりなので)。
なお、インストール時、日本語IMEなどがインストールされなかったが、設定画面から「言語サポート」を開いたところ、インストールが始まり、問題なく使えるようになった。
BIOS設定は、以下のようにした。
OS Optimized Defaults は Disabledに
UEFI/Legacy Boot
Secure Boot Disabled
こちらも、Xubuntu 21.04のdaily buildでは、輝度が記憶されない場合があるということで、一旦Xubuntu 20.04 LTSを入れたが、T495で動作したのを踏まえ、Release版で再度チャレンジしたところ、問題はなくなっていた。リソースモニターも正常に動作するようになっていた。
T495と同じで、bluetoothをオフにしても、次回起動時にオンに戻っているという不具合がある。