究理学解説
この世の中の物質は、原子、素粒子でできています。
シュレーディンガーの波動方程式は、電子の粒子性の運動量と波動性の運動量を等しくおいて求まられました。
ここで量子化と言うものが登場します。
このシュレーディンガーの波動方程式を解くと、エネルギー準位が飛び飛びの値を採ります。これを量子化と呼びます。
この波動方程式を解く時には、時間項と空間項を虚数に採らなければ解けません。
虚数とは、同じ数をかけて-1になる数です。
このようなものはあり得ません。
しかし、物質世界を解く際に虚数は、必要です。
ここで、もう一つ面白い現象があります。
量子もつれです。一つの電子をスプリッターで2つに分解することができます。この2つのなったものを測定すると1つが上向きスピン(+1)、もう一つが下向スピン(-1)という具合に、対で反対になります。この量子もつれは虚数と関係あるのでは、ないでしょうか。
もともと同じもの2つが(+1)(-1)になる。同じものをかけて[-1]です。
いずれにしろ、物質は複素数を使って解くということです。
これは、量子力学でのお話ですが、古典力学へもこれが波及すると言うのが、荒井淳の考える究理学の特徴です。
量子もつれでお話した電子をスプリッターで2つに分離してそれを、実験室レベルで、同じ構成の装置にかけると、本当は、逆転した同じ結果にならなければなりませんが、違う結果になったと言う報告があります。これは、人間サイズのマクロの世界で量子もつれが生じたことになります。
ここでは、パラレルワールドも予備知識として出しておきます。
ここで、古典力学に注目します。
振動解析で減衰のない系では、初期変位を与えると振動は永久に続きます。実数解析です。理想的なモデルで、現実には存在しません。
減衰のある系で、初期変位を与えて振動させるとやがて止まります。
これは、複素数解析です。物質界に存在する系です。
この振動解析では、オイラーの公式が活躍します。
実数解析のモデルも複素数解析のモデルもオイラーの公式で解けます。
ここで、微分方程式の解の原理について述べておきます。
定係数1階線形方程式の解はX=A・EXP(-at)です。
微分して形が変わらないことにより解になります。
これが、定係数2階線形方程式まで拡張して考えることができます。
当然、オイラーの公式が登場します。
オイラーの公式は、EXP(-ix)=COS(x)-i SIN(x)です。
両辺とも2階微分して形が変わりません。
これが都合がよく、EXP(-st)と置いて解くことが可能なのです。
ここでs=a+iωです。詳細は、数学クラブをご覧下さい。
ここで、突然ですが、この宇宙はパラレルワールドです。
2つの世界があり、それが重なり合って存在しています。
それでなければ、振動解析にオイラーの公式が適用できる理由が見つかりません。
2つの世界で片方が(+1)でもう片方が(-1)になっているという現象です。パラレルワールドで量子もつれを起こしていると考えるのです。
話が複雑になりますが、減衰のない系の振動モデルは理想と述べました。これは、心の世界の波動を表す式と同じと考えます。
つまり減衰がない。
また、減衰のある系は、物質界に存在します。減衰は、ある意味、抵抗です。人間が生きていく上で、抵抗があるから、早く鍛えられます。
人間の心も物質界に共存している場合、抵抗があると思います。
心が鍛えられます。
ここのところの根拠は、シルバーバーチの言葉に負うところが大きいです。人間、生まれてくる意味は、抵抗のある世界で心を鍛えると言う記述があります。
また、心(魂・霊)は、実体がある。発散である。と言う記述があります。
減衰のないモデルは、心を表していると考えております。
そして心(魂・霊)は実数で表されるエネルギーの波動と考えます。
だから、抵抗のないモデルにエネルギーを絶え間なく注ぐと発散します。
話が遠回りしましたが、この物質界は複素数解析であり、心の世界は実数解析であることの説明でした。
ここから、この宇宙は複素数解析であり、人間が修行する場として存在すると考えます。
心の世界は実数解析であり、実体がある。
物質世界は仮の世界で、心の世界が本当の世界と言う事ができます。
心の世界はエネルギーの波動ですから、いくらでも形は変ります。
エネルギーの形態は、電気エネルギー、電磁エネルギー、電場エネルギー、光エネルギー、運動エネルギー、ひずみエネルギー、ポテンシャルエネルギー、熱エネルギー・・・といくらでもエネルギーの変換が行われます。この宇宙には、エネルギーの存在は確認できるが物質として観測できないと言う事があります。
当然です。実数の振動解析は測定することができません。波動は一種の振動解析です。
(ここでおことわり、私は、電気のことは詳しくありません。知って居る用語を並べただけです。)
波動は周波数を持ちます。
祈りとは、神の周波数に合わせることです。
心の世界は減衰がないと申し上げました。
神の周波数(理想の周波数)をωoとすると、心の周波数をωとして
横軸ω/ωoとし、縦軸をAMF(Amplitude Magnification
Factor)としてプロットすることができます。
ω/ωoを10分の1まで近づけたとすると、ωで注入したエネルギーは、5倍まで増幅することができます。話を一気に進め、1000分の1まで近づければ、500倍まで増幅できます。
通常の人は10分の1まで近づいた状態と考えることができます。
聖人は1000分の1まで近づいた状態のようです。
これは、オーブの大きさから割り出したものです。(相対的)
ここでは、神の周波数を1つと仮定しましたが、真偽の程はわかりません。
神の周波数は、周波数のハーモニーのメロディーになっているかも知れません。
心を磨くとは、この事ではないでしょうか。
いかに理想の周波数に近づけるか。
この方法は、「ありがとう」と言うで実現できそうです。
ありがとうを言った回数で表すことができるかも知れません。
2024年4月24日 荒井淳
このホームページは、以下の構成です。
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このホームページで言いたいことは次の3点です
1)科学は包丁にたとえ、科学が平和利用されるだけになるだけに
人類の心が進歩しなければ将来はないであろうこと
2)物質界は複素数解析(虚数含む)である。
生きる上で、これは、抵抗があり、負荷がかかる。
心の世界は実数解析である。抵抗が少ない。負荷がない。
これえらから言える事は、抵抗の少ない心の世界では、心の修養に時間がかかる。
そのために、抵抗がある、物質界に生き、心の修養を加速させるために物質界に産まれてくる。
3)心の修養
これらの参考資料を集めました。
シルバーバーチ
小林正観さん
お釈迦さま
4)その他