【18回目】ヴェネト州
ベルトルディ "ルガーナ"
Bertoldi "Lugana"
Lugana DOC
ワイン名:Lugana DOC(ルガーナ DOC)
ワインの種類:白ワイン
ブドウの種類:トゥルビアーナ(トレッビアーノ・ディ・ルガーナ)100%
生産地:北部イタリア、ヴェネト州、ヴェローナ県、ブッソレンゴ
ワイナリー名:Azienda Agricola Bertoldi(アジエンダ・アグリコラ・ベルトルディ)
ワイナリーの特徴:1930年代にエミリオがベルトルディ社を設立、ガルダ湖のモレーン土壌の畑を耕すことから始まった。その後ブドウ栽培への情熱は息子のルイジとジュゼッペが受け継ぎ、1998年に2人の兄弟はワインショップ、営業所、研究所、醸造・瓶詰め部門からなる新しい複合施設を立ち上げた。20haのブドウ畑には赤ブドウのコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、白ブドウのガルガーネガ、トレッビアーノ・トスカーノ、コルテーゼなどの土着品種、他にはカベルネ、メルロー、シャルドネ、ピノといった国際品種が植えられている。
ワインの特徴:色:淡い麦わら色で。時間の経過とともに黄金色へ変化する。香り:ピンクグレープフルーツとアカシアの花を。フルーティでエレガントな香りを感じる。味わい:アタックはドライだが繊細さがある。果実の爽やかさとミネラルを感じる。※収穫時期は9月中旬
醸造:発酵:初めは12℃で3~4日間、その後19℃まで上げる。熟成:ステンレスタンクで熟成させる。
相性の良い食事:アペリティーヴォとして、プリモ料理、メイン料理:白身肉、魚介類の料理
中川原まゆみのコメント:近年で最も注目されている白ワインの産地です。産地はガルダ湖の南にあり、北にある産地にもかかわらず、地中海気候の恩恵を受けています。ワインは密度感の高い果実味の中心に、存在感のある酸味が印象的です。
アントリーニ "ペルセガ"
Antolini ”Persegà”
Valpolicella DOC
ワイン名:Valpolicella DOC Classico Superiore “Persegà"(ヴァルポリチェッラ DOC クラシコ・スーペリオーレ ”ペルセガ”)
ワインの種類:赤ワイン
ブドウの種類:コルヴィーナ、コルヴィノーネ、ロンディネッラ
生産地:北部イタリア、ヴェネト州、ヴェローナ県、マラーノ・ディ・ヴァルポリチェッラ
ワイナリー名:Antolini Pier Paolo e Stefano Società Agricola s.s(アントリーニ・ピエール・パオロ・エ・ステファノ・ソチエタ・アグリコラ)
ワイナリーの特徴:ピエルパオロとステファノ兄弟は1992年から、マラーノ・ディ・ヴァルポリチェッラ、サン・ピエトロ・イン・カリアーノ、ネグラールの丘陵地帯でブドウ栽培をしている。ブドウ畑は標高150~350mで総面積は約9ha、主に粘土質の土壌である。粘土質は水分を保持し、ゆっくりと根に放出する性質があるため、私たちの畑には灌漑設備がない。仕立てはこの地域で伝統的なダブル・ペルゴラで、素晴らしい棚を形成している。伝統とワインの典型性を尊重することは、私たちにとって基本的な価値観であり、これからも変わることはない。流行に流されることなく、自生するブドウ樹、土壌、ブドウ栽培者としての仕事を最大限に生かし、それらがワインに表現されることを目指している。
ワインの特徴:色:ルビーレッド色、香り:ラズベリー、プラム、モレロチェリーなどの小さな赤系果実の香りから始まり、バニラのスパイシーで甘い香りやクローブの強い香りへと変化する。味わい:アタックはフレッシュで、ほどよい果実味とタンニンを感じる。ソフトで温かみのあるタンニンが口中を包み込む。※収穫時期は10月初旬
醸造:発酵:温度管理されたステンレスタンクの発酵槽で7~10日間。熟成:古樽で12ヶ月間
相性の良い食事:プリモ料理:ラグーなど、赤身肉を使ったもの。メイン料理:ローストビーフ、ジビエ。熟成タイプのチーズ
中川原まゆみのコメント:ヴァルポリチェッラの、古くからあるクラシコエリアに畑があります。ヴァルポリチェッラは気品のある上品なワインですが、特にクラッシコで造られるワインには複雑な香りと奥深い味わいがあります。
フォルナーロ "カピテル・デル・テンダ"
Fornaro "Capitel del Tenda"
Soave Classico DOC
ワイン名:Soave Classico DOC Capitel del Tenda (ソアーヴェ・クラッシコ DOC カピテル・デル・テンダ"
ワインの種類:白ワイン
ブドウの種類:ガルガーネガ 100%
生産地:北部イタリア、ヴェネト州、ヴェローナ県、ソアーヴェ
ワイナリー名:Fornaro Damiano AZ. AGR. (フォルナーロ・ダミアーノ・アジエンダ・アグリコラ)
ワイナリーの特徴:1980年頃、彼の父と祖父はブドウ栽培農家をしながらワインの生産をするようになり、地元の人たちへ販売していた。その後、ダミアーノはわずか25歳で結婚を決意、カステッロ・ディ・ソアーヴェの北に位置する、この地区で最も重要なサブゾーンエリア内にある約13ヘクタール、石灰質土壌の畑を父から受け継いだ。ダミアーノは、ソアヴェについて100%ガルガーネガで、このブドウ品種の特徴であるフレッシュさ、飲みやすさ、味わいの複雑さをより引き立たせるというソアヴェについて明確な考えを持っている。
ワインの特徴:1980年頃、彼の父と祖父はブドウ栽培農家をしながらワインの生産をするようになり、地元の人たちへ販売していた。その後、ダミアーノはわずか25歳で結婚を決意、カステッロ・ディ・ソアーヴェの北に位置する、この地区で最も重要なサブゾーンエリア内にある約13ヘクタール、石灰質土壌の畑を父から受け継いだ。ダミアーノは、ソアヴェについて100%ガルガーネガで、このブドウ品種の特徴であるフレッシュさ、飲みやすさ、味わいの複雑さをより引き立たせるというソアヴェについて明確な考えを持っている。
醸造:発酵:小さなステンレスタンクで低温発酵させる。熟成:ステンレスタンクで酵母とともに熟成させる。
相性の良い食事:前菜、プリモ料理:カルパッチョやボンゴレ・ビアンコ、チーズなど。メイン料理:魚介類を使ったお料理。寿司
中川原まゆみのコメント:貨幣石が散りばめられた土壌に、樹齢の古いガルガネガ種からこのワインが造られています。グリップが厚く、野太く安定した味わいのワインです。余韻にむかって複雑なミネラル感が押し寄せます。