【17回目】バジリカータ州とカラブリア州とプーリア州
ドナート・ダンジェロ "カリチェ"
Donato D'Angelo "Calice"
Aglianico del Vulture DOC
Donato D'Angeloワイン名:Calice Aglianico del Vulture DOC(カリチェ・アリアニコ・デル・ヴルトゥーレDOC)
ワインの種類:赤ワイン
ブドウの種類:アリアニコ 100%
生産地:南部イタリア、バジリカータ州、ポテンツァ県、リオネーロ・イン・ヴルトゥレ
ワイナリー名:Azienda Agricola Donato D'Angelo di Ruppi Filomena(アジエンダ・アグリコラ・ドナート・ダンジェロ・ディ・ルッピ・フィロメーナ)
ワイナリーの特徴:2001年、アリアニコ・デル・ヴルトゥレの生産地域内に約20haのブドウ畑を購入し会社を設立した。栽培品種は80%がアリアニコで、カベルネ・ソーヴィニヨンとフィアーノがその他の約20%を占めている。「私たちの目標は一貫した品質を保つことであり、それを証明するために、品質面で納得のいかないヴィンテージはボトル詰めしないことにしています。そのような意味で、凡庸なヴィンテージを犠牲にする覚悟をしています」
ワインの特徴:色:ルビーレッド色、香り:赤系果実の香り、 ストロベリー、レッドチェリー、フサスグリなど。背景にはタバコ、ブラックペッパーがあり、クローブのニュアンスも感じられる。味わい:ドライでフルボディ。バランスの取れたタンニンを持つ。※収穫時期は10月下旬
醸造:発酵:ステンレス・タンクで約10日間。熟成:オーク樽で6ヶ月間。
相性の良い食事:赤身肉、ラムを使った料理、炭火焼、グリル料理
中川原まゆみのコメント:南部の産地では多くのアリアニコ種が栽培されています。その中でもここは内陸に位置し、海の影響を受けていない産地になります。この産地で造られるワインは、甘草や丁子のスパイス的な香りに包まれた、しっかりと締まった、厚みのあるボディです。
テヌータ・パトゥルノ・ペルニオラ "マルツァガリア"
Tenuta Patruno Perniola ”Marzagaglia”
DOC Gioia del Colle Primitivo
ワイン名:Marzagaglia DOC Gioia del Colle Primitivo(マルツァガリア DOCジョイア・デル・コッレ・プリミティーヴォ)
ワインの種類:赤ワイン
ブドウの種類:プリミティーヴォ 100%
生産地:南部イタリア、プーリア州、バーリ県、ジョイア・デル・コッレ
ワイナリー名:Tenuta Patruno Perniola(テヌータ・パトゥルノ・ペルニオラ)
ワイナリーの特徴:プリミティーヴォ・ディ・ジョイア・デル・コッレは豊かな歴史と伝統がありつつも、1800年代初頭までエリア外ではほとんど知られていなかった。 私たちのワイナリーは、海抜約350メートルの丘陵地帯、日当たりの良さ、絶え間ない風通し、昼夜の気温変化、「テッレ・ロッサ」と呼ばれるミネラル豊富な岩石土壌など、プリミティーヴォ・ディ・ジョイア・デル・コッレの特徴を最大限に引き出すのに適した土地でこの地域の主要な製品を最高のレベルで表現したいという一家の情熱から誕生した。 ここには特に恵まれたテロワールにより、エレガントでタニック、フルボディで芳醇で調和のとれた、優れた品質のワインが生まれる。
ワインの特徴:色:紫がかったルビーレッド色。香り:熟した赤系果実、スパイス、バルサミコ。味わい:ヴェルヴェットのように滑らかで調和がとれている。※収穫時期は9月中旬〜下旬
醸造:発酵:プレスされたブドウは、最初の24時間は5~8℃、アルコール発酵後の20日間は21~24℃に管理しマセレーションを行う。熟成:ステンレスタンクで約24ヶ月、木樽で約8ヶ月。
相性の良い食事:熟成タイプのチーズ、ドライフルーツ、赤身肉のロースト、ジビエ
中川原まゆみのコメント:プリミティヴォ種はプーリア全体で広く栽培されていますが、この丘陵に囲まれた産地のワインにはしっかりとした酸味、デリケートなフローラルなニュアンス、そして細やかなタンニンがあります。
カンディド "ラ・カルタ"
Candido "La Carta"
Salice Salentino Riserva DOC
ワイン名: La Carta Salice Salentino DOC Riserva (ラ・カルタ・サリーチェ・サレンティーノ DOC リゼルヴァ)
ワインの種類:赤ワイン
ブドウの種類:ネグロ・アマーロ 95%、マルヴァジア・ネーラ 5%"
生産地:南部イタリア、プーリア州、ブリンディジ県、サン・ドーナチ
ワイナリー名:Azienda Vitivinicola Francesco Candido srl(アジエンダ・ヴィティヴィニーコラ・フランチェスコ・カンディド)
ワイナリーの特徴:イオニアとアドリア海の 2 つの海から吹き続けるそよ風、一年中太陽、昼と夜の激しい温度変化がブドウのゆっくりとした熟成を決定し、強烈で決定的なアロマの発達を促進するサレントは、ワイン造りが非常に盛んな地域である。 私たちは110haの土地を所有し、土着品種ネグロアマーロ、プリミティーヴォ、他にはモンテプルチャーノや国際品種のシャルドネやシラーなど、この地域に適した品種を栽培している。 私たちは「土地の所有者であるがそれを可能な限り最善の方法で管理し、後に来る人々に残さなければならない」と考えている。
ワインの特徴:色:ルビーレッド色、熟成によりオレンジの輝きが増す。香り:エーテル香の奥にカカオと皮革の特徴的な香りを感じる。味わい:アタックは心地よくまろやか。ブドウ品種の特徴がフレンチオークのアロマとうまく調和している。※収穫時期は9月下旬〜10月初旬
醸造:発酵:温度管理されたステンレスタンクで約5日間マセレーション。熟成:大樽で熟成させる。
相性の良い食事:白身や赤身肉、鶏肉を使ったロースト。プリモ料理:ソースは濃い目の味付け
中川原まゆみのコメント:長い歴史のあるこの産地のワインは、暗めのルビー色に落ち着いた、柔らかな香りがあります。特に熟成期間5年になるこのワインは動物的な艶かしい香りが現れます。