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執筆者:越智勇翔 さん
執筆日: 2025.09.26
所属員紹介 : 越智勇翔 さん
参加プロジェクト : 次世代研究者育成、三好デジタル化プロジェクト、DXハイスクール向け教材開発
記事の概要
次世代研究者育成プロジェクト」でプロジェクトマネージャーを務める、越智勇翔さん。彼の活動の原動力は、アメリカでの研究インターンシップで実感した「自らの興味を主体的に追求する楽しさ」です。その経験を他の学生にも共有したいという想いから、研究の面白さを早期に体験できる本プロジェクトを牽引しています。
彼がiMSの活動に深く関わるきっかけとなったのは、「三好デジタルイベント」で目の当たりにした小学生同士が教え合う「学び合い」の光景でした。知識が経験に変わる「主体的な学びの場」を創出することに情熱を注ぎ、今後は技術でチームをリードし、マネジメントで仲間を支えるリーダーを目指しています。
次世代研究者育成プロジェクト
次世代研究者育成プロジェクトは将来的に研究者の道を進む人材を増やすためのプロジェクトです。このプロジェクトでは学部4回生の本格的な研究に入る前に、自らが学びたいことを研究できます。今年度のテーマは「農業×AI」となっています。
私はこのプロジェクトでプロジェクトマネージャーをしています。今年の夏にアメリカで研究インターンシップを行ったことをきっかけに自分の好きな分野を自発的に追求する楽しさを経験し、この楽しさをより多くの学部生に味わってほしいという思いで活動しています。
次世代研究者育成プロジェクト
学部2年のころからサークルで共同研究をするようになり、自分で興味あるテーマに好きなだけ取り組むことに楽しみを感じた。一般的に学部4年生から研究を始めることはできるものの、実際にやってみると楽しくなかったり、受動的になったりすることがある。早いうちから研究に従事することで自らの研究に対する適性を計ることができるとともに、大学生が失いがちな主体的な学びを会得することができると思った。メンバーの中では唯一研究を短期間ながら経験しているため、プロジェクトマネージャーをさせていただくこととなった。
三好デジタルイベント
最初は下川さんからのお誘いで参加するようになりました。初回のときに、小学生たちがお互いに教え合っている様子に感動し、こうした学び合いの場を設けることに継続的に従事したいと感じたため、現在も継続して参加しています。
教材開発
もともとシングルボードコンピュータと呼ばれる小型デバイスを勉強していました。本プロジェクトでもシングルボードコンピュータが使用されると聞いたので、自分の学べることが生かせると思い、参加させていただいています。
iMSは学校教育よりもより楽しさ、学び合いという点に重きを置いていると思います。こうした主体的な学びこそが、そこで得た知識が経験となるような価値のある学びとなりうるのではないかと思います。
大学の良さ、大学で大事なこと
大学の良さは好きなことをいくらでもできることだと思います。気持ちさえあれば多少の能力がなくとも挑戦させてくれる環境があります。そのため、大学で最も必要なのは主体性です。多少能力が他と劣っていようとも、何かを主体的に行って、そこで得た学びは自分の経験となりひいては自分のアイデンティティを形成する一材料になります。この過程は現代を生き抜いていくうえで必要な自信を育んでくれるのではないかと僕は思っています。
次世代研究者育成プロジェクトではプロジェクトマネージャーとして研究をすることはもちろんのこと、メンバーのサポートを始めとしたマネジメントをする能力を育んでいきます。
また、インターンや他のプロジェクトを通して技術を習得することで、技術ではメンバーをリードし、ほかでは裏からサポートするような人間になりたいです。