岡山朝日高等学校では、多くの生徒さんが自らの興味に基づいた個別の探究課題に取り組んでいます。

今回 iMS は、NPO法人だっぴ様と連携し、「あなたの数年先の姿との対話」をコンセプトとした企画に参加しました。高校生の皆さんにとって、少しだけ未来を歩む先輩である大学生・大学院生との対話が、探究活動の課題設定や計画を練る上での新たな視点やヒントになれば、という想いからこの場が設けられました。

専門分野も大学での経験も異なるiMSのメンバーが、それぞれの視点を活かして高校生の皆さんと向き合いました。

当日は、参加を希望してくれた高校生の皆さんと、大学生・大学院生が個別にじっくりと対話する形式で実施されました。

話題は多岐にわたり、「パレスチナ問題など、世界がどう動いているのかを理解したい」、「ブラックホールの研究者になるには、今から何をすればいい？」といった学問的な問いから、大学での学びや将来の進路に関する悩みまで、一人ひとりの純粋な好奇心や探究心に触れることができました。

私たち大学生も、高校生の真剣な問いに答える中で、改めて自らの学びの意義や社会との関わり方について深く考える、まさに「まなびあい」の場となりました。対話は大いに盛り上がり、予定されていた2時間半を大幅に超えるほど、誰もが夢中になって語り合いました。

何よりも心に残ったのは、高校生の皆さんの知的好奇心の高さと、自らの関心を積極的に深めようとする姿勢です。私たち大学生が一方的に教えるのではなく、高校生の皆さんから投げかけられる鋭い問いや柔軟な発想に、逆に多くの刺激と学びをもらいました。

今回の「対話トライアル」は、年齢や所属を超えて、誰もが対等な立場で学び合うというiMSの理念を改めて体現できた、非常に貴重な機会でした。

この素晴らしい場を設けてくださった岡山朝日高等学校の皆様、そして参加してくれた生徒の皆さんに心から感謝いたします。今後も、このような繋がりを大切に育んでいきたいと思います。