Master 1st-year student
Research subjects: Rhamphomyia (Calorhamphomyia) longistigma (Diptera: Empididae)
Research site: Japan
Interested in: phylogeny, speciation, mating behavior, nuptial gifting etc.
2024.4.-2025.3 Otanisenshugakuin @Kyoto
2023.4.- Master student at Systematic entomology lab., Graduate School of Agriculture, Hokkaido University @Sapporo
2022.4.-2023.3. Animal ecology lab., school of fishery science, Hokkaido University @Hakodate
2019.4.-2023.3. Undergraduate student at Hokkaido University @Sapporo
2016.4.-2019.3. Ohori High School
2013.4.-2016.3. Hojo junior High School
2007.4.-2013.3. Ajisaka Elementary School
Empis, Rhamphomyia, Hilara などの属があります。
それぞれ数百種を擁し、複数の亜属に細分されています。
多くの種は婚姻贈呈 (nuptial giving) を行います。ギフト (nuptial gift) は種によって様々です。
未記載種が沢山います。
Rhamphomyia の一亜属で、九州以北の日本と、北アメリカ東部から数十種が記載・記録されています。オスの第7腹板後半で側域の膜が湾入して関節を形成し、第7節後縁の突起が動くようになっているのが特徴です。
日本では、春~初夏 (ソメイヨシノが咲く頃からウワミズザクラやウツギが終わる頃まで) に羽化します。成虫期は 2~4 週間ほどです。
修士課程で特に注目しているグループです。
Rhamphomyia (Callorhamphomyia) longistigma Frey, 1953 ♂
ナガモンウルワシオドリバエ、オス 80%エタノール
生き物を見ていると、とても変な形・美しい形を具えていることがあります。
例えば、オドリバエのオスは、細長く体長の 1~4 割 (種によって異なります) に相当する長さの硬い挿入器をもっています。
そうした形態を生み出し維持している、進化の駆動力 driver への好奇心を持っています。
研究
双翅目昆虫が登場人物の一人であるような基礎的な生物学をやりたいです。分類、系統、行動生態、群集生態など分野に拘らずに研究を展開していきたいです。いろいろな方と共同研究したいです。
日本の双翅目研究への貢献
双翅目昆虫は生物多様性や生態学的な調査において、同定が難しいまたは未記載のために同定できないことによって、その存在が過小評価される傾向にあります。この問題を解決するためには、分類学の推進が必要です。そのためには、同定できる人・研究者が増えることが有効だと考えています。
日本では、まだ未記載種の多い分類群が多いため、より多くの方々が双翅目に関わって、より多くの標本を蓄積し研究することが重要だと考えています。
当ウェブサイトは、これに貢献できるように情報の整理を行い、双翅目に触れられる窓口の一つにしたいです。