自転車の手入れ・・・安全に長く乗るために
自転車は人力だけで走るため、バイクやクルマと比べて軽く傷みやすく作られていますが、日頃から手入れをしてあげれば安全に長く使うことができます。
ここでは自転車の ①タイヤ、②ブレーキ、③チェーン、④回転部分、⑤その他について、安全に長く乗るための日常の手入れの注意点をお知らせします。
その前に、国民生活センターからスポーツ系自転車の安全情報が出ておりますので、ご覧ください。
PDFファイル「暮らしの危険 №343」(http://www.kokusen.go.jp/kiken/pdf/343dl_kiken.pdf)
それでは日常の手入れの注意点をお知らせします。
①タイヤ
乗る前にタイヤに空気が十分入っているか確認し、足りないときは補充しましょう。
軽快車やママチャリの標準空気圧は、サドルにお尻を乗せ体重をかけて、上から見て少~しだけタイヤがたわんだ状態。
最近は、空気を入れなくてもずいぶん硬く、手で押しただけでは空気が充分入っているか分かりにくいタイヤが増えています。
下にも記しましたが、このようなタイヤのパンクは、ほとんどが空気不足で、①タイヤのたわみが大きくチューブがこすれて削れる、②タイヤとリムがズレてチューブが一方向に引っ張られる、ことで起こっていますので注意しましょう。(標準空気圧はタイヤの側面に表示あり)
また、空気が足りないとタイヤの変形が大きくなって、ペダルが重くなり、タイヤのヒビ割れやリム打ちパンクの原因になります。
【注.「リム打ちパンク」とは、段差に乗り上げる時にタイヤがゴツンとリムに当たり、間に挟まれたチューブが切れて起きるパンクのことで、くぎ(針)踏みパンクよりも多いといわれています。】
写真のタイヤは、空気不足で使用して接地面の溝が全く無くなり「丸坊主」になったもので、側面は全周にわたり深いヒビ割れが入っており、当然ながらタイヤ交換となりました。