20240124 3RENSHO(3連勝)ロードバイクのレストア
2022年10月に、手前紫色の30年ほど前のパナレーサーのフラットハンドルの650Cチューブラータイヤロードバイクのオーバーホール依頼があり、傷みが少なかったためオリジナルどおりに仕上げて納車を済ませました。
20240124 3RENSHO(3連勝)ロードバイクのレストア
2022年10月に、手前紫色の30年ほど前のパナレーサーのフラットハンドルの650Cチューブラータイヤロードバイクのオーバーホール依頼があり、傷みが少なかったためオリジナルどおりに仕上げて納車を済ませました。
このページは、その奥の水色の700Cチューブラーロードバイクのレストアについて記載します。(^_^;)
水色の自転車は3RENSHOという国産のブランドで、パナレーサー車のお客さんが知り合いから譲渡されたもののフレームサイズが大きくて乗らないまま、20年ほどシャッター付き車庫の天井に吊られていたものを譲り受けました。1年ほどそのまま店に置いておいたのですが、冬の暇な時期になったので本格的にレストア開始です。
チェーン・7速ボスフリーはサビは出ているものの摩耗は少ないためサビを落として再使用、クロモリフレームの塗装は年式にしてはきれいなのでタッチアップのみ、前後ハブ・BB・ステムは分解清掃・ボール交換、ブレーキキャリパーは分解清掃、前後ディレイラーは清掃・給油で再使用することにしました。ただ、シフターはダウンチューブ横のダブルレバーで変速しにくいため、現代風のデュアルコントロールレバーに交換することにしました。
デュアルコントロールレバーの型式はシマノST-A070 STIレバー 左右セット 2×7S 931 シマノのダブルレバー台座用のシフト用アウター受けを購入し新品ケーブルを接続。違和感なく装着できました。
カンパニョーロリム・バテッドスポークの車輪は振れを取り、ビットリアストラーダをパナレーサーリムセメントで装着しフレームにセットして、とりあえず走行可能な状態にしました。
さて、走行してデュアルコントロールレバーでシフターを操作してみると、グリップから手を放さずにシフト可能なのは特に疲れた時に楽で、現在のロードバイクが全てこの方式なのが納得できます。
ただし、フロントはスムーズにインナー・アウターにシフトできるのですが、リアは調整してもうまくいきません。調整したスプロケの前後は問題ないんですが、離れるとずれてしまう。
シフターとディレイラーまたはスプロケットが合わない? シフターはシマノ製、ディレイラーとスプロケットはサンツアー(前田製作所)製。スプロケットを外し、手持ちのシマノ製7速ボスフリーと比較したところ、7枚の総厚みがシマノ製の方が前田製より5㎜ほど厚いことが判明。これではうまく調整できないわけだ。
歯数は前田製が13-23、手持ちのシマノ製は13-28でロー側以外大差は無いため、シマノ製を装着してみたところチェーンからフレームまで2㎜程すき間があり装着可能。ディレイラーのストロークとインデックス調整を済ませて試運転したら特に問題なし! これで行こう。
フロント同様、ディレイラーはメーカーが違ってても大丈夫でした。
同じ7速スプロケットならメーカーが異なっても寸法は同じだろうと思っていたのですが、さにあらず。勉強になりました。
バーテープを巻いた後、試運転を2023年末に実施。写真は店から10㎞ほどの胎内川の堤防上です。胎内川は夏は文字どおり川底の下を水が流れてますが、冬や雨量の多い時期は河原にも普通に水が流れます。
リアスプロケットのロー側(28T)が上の店内の写真(26T)より少し大きいのがわかるでしょうか。
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