鯉の洗い
鯉こく
上の写真は私が実際に小城市の「鯉しげ」というお店に行って頂いた鯉の洗いと鯉こくです。小城市は鯉が有名で、鯉を食べることができるお店がたくさん並んでいます。鯉の洗いは氷の上にキャベツの千切りが敷き詰められていて、その上に刺身が綺麗に並んでいます。とても量が多く、上の写真で2人分です。しかし、さっぱりと涼やかで癖のない鯉の洗いは、スルスルと口に入っていきます。2人分では足りないと思えるくらいにあっさりと食べることができます。鯉の洗いは酢味噌につけて食べるのですが、酢が苦手だと感じる人にも美味しい甘さで、この酢味噌が非常に美味しいです。また、鯉こくは、鯉の洗いにならなかった部分が入っているのですが、まったりとした濃厚な味わいでとても美味しかったです。
小城の鯉が美味しい理由は全国名水百選にも選ばれている清水の滝から流れる透き通る清流にさらされた鯉を使っているからです。もともと二日市の養殖業者で育てられた鯉を各店舗の放流場に入れ、半年ほどその中で育てることにより鯉の独特な臭みを無くすことによって他の地方では食べることができないような全く臭みのない美味しい鯉を食べることができます。
清水の滝は、全国名水百選のひとつに選ばれている清水川の上流にあります。幅13メートルの清流が落差75メートルの崖を垂直に流れ落ち、その迫力と美しさから別名「珠簾(たますだれ)の滝」とも呼ばれています。
江戸時代から続く歴史ある観光地として夏は避暑に訪れる人で賑わい、秋は紅葉がライトアップされる「清水竹灯り」が開催され、季節を通して楽しむことができます。また 、古くから観世音菩薩信仰でも知られており、滝に打たれる「滝みそぎ」の霊場にもなっている。
今回小城市の鯉について調べていく中で鯉料理を初めて食べてみて、想像していた川魚特有の臭みなどがあるのかと思っていたが、そのようなものは全くなく、とても美味しく頂くことができました。また、清水の滝は本当に壮大で感動しました。滝の近くまで行くことができ、さらに大きさを感じました。小城市を訪れた際にはぜひ清水の滝を見に行き、鯉料理を楽しむことをお勧めします。
吉原響
福岡生まれ福岡育ち
好きな食べ物はおでんです。
バレーボールが大好きで、見るのもするのも好きです。