夏休み期間中に、皆さんが生まれ育ったまち(あるいは、みなさんにゆかりのあるまち)のフィールドワークをおこないます。 近年、新たな「ご当地ブーム」が来ています。テレビをつけると、ご当地グルメ、ご当地散歩などといった地方の魅力にスポットを当てた番組がふえています。きっと皆さんが生まれ育ったまちにも、隠れた魅力はあるはずです。皆さんには、まちの隠れた魅力を説明するさまざまな材料を集めて報告してもらいます。 まず皆さんの生まれ育ったまちの隠れた魅力について考察してテーマを定めます。その後、写真を収集したり、古地図を見たり、資料を探したり、家族に話を聞いたり、それぞれが考えたフィールドワークを実践して、皆さんが設定したテーマについて探求します。最後に、その結果を用紙にまとめてプレゼンテーションボードを作成します。 皆さんに取り上げてもらいたいテーマは、一般的に広く知られているようなまちの特徴ではなく、改めてそのまちの魅力の再発見に繋がるような内容を期待します。(個人作業とします)
*1) 新型コロナウィルス感染防止を最も最優先に考えて行動してください。人込みを避ける、マスク着用・手洗いをしっかり実践する。人の話を聞く場合はZOOMなどを利用し対面しないなどの対応を考えてください。
*2) 夏季休業期間中の課題ということで帰省先でもできる演習内容としてしています。帰省しない学生は佐賀市などを演習の対象地としてしてください。
1年生と3年次編入生のスケジュールを以下に示します。課題は同じですが、3年次編入生の作業時間は1年生の2倍とします。3年次編入生はこの作業時間を違いを考慮して、テーマ・内容・作業量を検討してください。
1年生の作業時間は短いので、本集中講義が始まる前に、どのようなテーマで課題に取り組むかを考えておいてください。
・自分の目でみて気になるコト・モノを発見する。ファーストインプレッションなど、まち歩きのなかで自分が感じることは大切です。
・郷土資料コーナーにいくと地元に関する情報が満載です。市町村などの公的機関が編集している資料は信頼性が高いけれども、トリビア的話題を発見することは難しいかもしれません。一方、個人の著書のなかには記述の信頼性が低いものもあります。自分なりに他の文献も参考にして記述内容を検証してください。
・年長者などまちをよく知る人に話を聞く。実際の体験などを基にした話には非常に説得力があります。また、具体性を持った情報であるという特徴があります。話を聞くだけでなく、それに関するモノや資料も入手できると、プレゼンが訴求力をもちます。
・父親や母親に話を聞く。1世代前のまちはもちろん今とは違っています。ご両親の身近な生活の話の中にもテーマが隠れているかもしれません。
・ホームページ上にはたくさんの地域の情報があります。ただし個人が開設するホームページやブログの情報には主観的記述も多いために情報の検証が必要です。ホームページはあくまでもテーマ探しのキッカケに過ぎないかもしれません。安易にホームページの情報のみを鵜呑みにしてプレゼンを作成するのはやめましょう。
・フィールワークの結果をA3サイズの用紙まとめてプレゼンテーションを作成してください。最終成果物は、手書きでもデジタル編集でも構いません。しかし、オンラインで授業を実施しているので、手書きの場合はスキャナーでスキャンするか、もしくは、デジカメで撮影したものを提出してもらいます。
・プレゼンテーションの基本的内容として、①タイトル、②対象地の説明、③まちの隠れた魅力の説明、④図や写真を必ず含めてください。そのほかに必要に応じて自由にコンテンツを加えてください。
・最終提出物のデータ形式はpdfもしくはjpg、HEIC とします。手書き作品の場合、スキャナーで読み取るか、もしくはデジカメで撮影したものとなります。
・パソコンで編集作業する学生さんのために、集中講義前半にパワーポイントのppt形式の見本ファイルを公開します。そのpptファイルを下敷きとして利用してもらっても構いません。また、ほかの編集ソフト(例えばillustratorなど)を利用されても構いません。 基本的に編集ソフトは何を使っても構いません。
・〆切: 8月31日(月)11:00までです。当日にオンライン発表会をおこないます。必ず時間厳守でお願いします。
・提出先: Teamsのフォルダとします(演習期間中に具体的な指示を行います)。
・最終発表会はTeamsを利用してクラスごとに行います。プログラムは次の通りです。 提出者には全員発表してもらいますので、各自の出番を事前に確認してください。
・1人当たりの持ち時間は5分(発表:3,4分、質疑応答/感想:1分 *入れ替わり時間も含む)です。時間に余裕がありません。発表に手間取りそうと思ったら事前に発表メモを作成したり、発表の予行練習をおこなうなどの準備をしてください。
・オンライン発表にあたっては、自分が作成したA3プレゼンをファイル共有機能で必ず示しながら説明をおこなってください。
・各クラスの司会は教務補佐の先生が務めます。最後の発表会では学生全員が発表・質疑に参加してほしいので、次のルールを取り入れて発表会を実施します。⇒ ルール:1つ前の発表者は次の発表者へ必ず質問または感想を述べる。これを順次繰り返す。最初の発表者には一番最後の発表者が質問・感想を述べる。
・教員はそれぞれのクラスを巡回します。