ニュースレター

子ども支援学科の最新情報をニュースレターとしてお届けします。
定期的に更新していますので、子ども支援学科を志望する受験生の方は必見です。 

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第
授業科目『多文化共生保育・教育実践 』履修者による子育てひろばの開催
2024年2月 麗麗(子ども家庭福祉)

秋学期から、「多文化共生保育・教育実践」集中科目を履修した1・2年生で
子育てひろばの企画・運営をし、3回開催することができました。

この科目では、日本の保育現場における子育て支援の現状と多文化共生保育について知ること、
国籍や文化の違いを尊重しながら子育ての支援をするとはどういうことなのか、
ということに関して自ら考えられるようになることが目標にしました。

ひろば開催にあたって、1年生の皆さんは「ひろばって?」という質問からはじまり、
色々なおもちゃ、多言語の絵本の読み聞かせなどに好奇心をもちながら頑張って取り組みました。
2年生は、保育における環境構成について学んでいるため、授業で学んだ内容を実践に活かせるように環境構成について悩みながら、
様々な工夫をしていました。学生がポスター作成から配布先や告知方法、保育実習室の環境構成、
当日プログラムなどを自分たちで考え、話し合って作り上げました。

学生が作成したポスター

みんなでやってみよう!多言語の絵本の読み聞かせ

環境構成の様子

学生が多言語の絵本の
読み聞かせをしている様子 

ひろば当日、学生が多言語の絵本の読み聞かせや、外国語でのパネルシアターなどが大好評でした。
担当した学生が当日までに何回も練習して、緊張しながら、保護者や子どもたちにその成果を披露ができ、
学生にとっては貴重な機会でした。また、保護者たちからも「一緒に楽しい時間を過ごせた、珍しいおもちゃがいっぱいあって、
参加して良かった」というご意見をいただきました。

参加された保護者の中にはラインを交換しているママさん、
「初めて親以外の方にだっこしてもらうんですよ」、「写真撮っていいですか」と言いながら、
学生たちにだっこさせてくださって、帰って行かれた方もいらっしゃいました。

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第8号
多様性理解の体験学習 カトケンさんと遊ぼう! 
2023年12月 嶋﨑博嗣(幼児健康学、幼児体育)

11月23日、「保育内容の指導法(健康)」の授業で、
加藤健人氏(ブラインドサッカー元日本代表選手・現埼玉T.Wingsキャプテン;通称 カトケン)を招聘して
多様性理解に関わる体験学習を実施しました。

加藤さんは、ブラインドサッカー選手として活躍すると同時に、
全国の教育現場で視覚遮断体験を通してコミュニケーションの大切さを伝える活動をなさっています。

写真Aは、カトケンさんと同じ動きする課題です。アイマスクをつけず指示する学生と、その指示に従って実行する学生。
相手がわかるように言葉で説明するのは難しい!

写真A 真似っこ体操

写真Bは、目隠しをして血液型で集まります。「私、O型~!」「私は、A型だから違うね」など、
自己主張したり、コミュニケーションを取り合いながら、血液型で別れました。

写真B 血液型で集まろう

写真Cは、グループメンバーが転がすブラインドサッカー用ボールの音を頼りにしてキャッチをし、
キャッチできたら反対を向いて、メンバーの呼びかける方向にキックします。
中央のアイマスクをしている学生がとりやすいボールの転がし方、
どこにキックするといいのかがはっきりわかる指示の仕方など、和気藹々と楽しみました。

写真C  キャッチ&キック

写真Dは、最後に授業の振り返りです。
カトケンさんから「僕は目が見えないのが“普通”ですが、みなさんにとって“普通”って何ですか?」という問いが投げかけられました。
それに対して、グループで話し合っています。話をしながら…、「人の数だけ“普通”ってありそう…」。そんな声がちらほら聞こえていました。

写真D  振り返り

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第7号
子ども支援学専攻の学生がオレンジリボン運動を実施しました。
2023年11月 鈴木崇之(子ども家庭福祉)

2023年11月15日、「学生によるオレンジリボン運動」を
ライフデザイン学部生活支援学科子ども支援学専攻の鈴木崇之ゼミの学生が実施しました。

「学生によるオレンジリボン運動」とは、近い将来親となる若者に対する子ども虐待防止に係る啓発の一環として、
学園祭等において学生が子ども虐待防止のための啓発をする活動です。

鈴木崇之ゼミでは児童福祉の研究などを行っており、普段から児童を取り巻く環境や問題などに関心を持つ学生が所属しています。
鈴木とゼミ学生、東京都北区子ども未来部や子ども家庭支援センターの職員のみなさん、東京都北児童相談所の職員のみなさん、
そして地域の民生・児童委員や警察などの方々と一緒に、赤羽駅の商店街LaLaガーデンにて、
児童虐待防止グッズが入ったエコバッグの配布を行いました。

エコバック配布の様子 

参加した学生からは「エコバッグを受け取る際に児童虐待防止キャンペーンにも関心を持ってくださる方が多く、
活動そのものに意義を感じることができた」「子ども家庭支援センターや児童相談所の職員と共に
このようなソーシャルアクションの活動ができて良かった」などの感想が寄せられ、児童福祉に関する理解や関心を深める機会となりました。

OSEKKAIくん・ピーポくんと一緒に

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第6号
子ども支援学科・新設科目「海外保育フィールドワーク」がスタートしました。
2023年10月  内田塔子(教育学)

子ども支援学科では今年度、学科開設に合わせて、海外保育フィールドワーク(春学期集中科目)を新設しました。
東洋大学と大学間協定を締結しているアメリカ・ケント州立大学の協力のもと、インクルーシブ公園・子ども図書館の見学、
教員研修への参加、ヘッドスタートプログラム実施施設・プリスクール・ケント州立大学子ども発達センターにおける
見学・参加・部分実習を行う現地滞在8泊の盛りだくさんのプログラムです(通訳あり、英語力は問いません)。

学科公式Instagramに今年度の様子をアップしています。以下のリンクをぜひご覧ください!

事前学習①(5月29日)

事前学習②(6月5日)

【海外保育フィールドワーク 始動!】
https://www.instagram.com/p/CuQmQVkStel/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY1(6/9)】クリーブランド到着
https://www.instagram.com/p/CuQxU8qrVCR/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY2(6/10土)】クリーブランド観光
https://www.instagram.com/p/CuY0jsXyWBg/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY3(6/11日)①】インクルーシブ公園Preston's H.O.P.E
https://www.instagram.com/p/CuefsIcyNlY/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY3(6/11日)②】ケント州立大学
https://www.instagram.com/p/CuydGWSyg_9/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY4&5(6/12-13)】ケント州立大学主催教員研修<KEEP Academy>
https://www.instagram.com/p/CwGvdfuyna1/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY6(6/14)①】Planet Earth Preschool and Daycare
https://www.instagram.com/p/Cxq4FYOyXme/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY6(6/14)②】The Reinberger Children's Library Center
https://www.instagram.com/p/Cxrh6CFyp-s/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY7(6/15)】ケント州立大学The Child Development Center(CDC)
https://www.instagram.com/p/CxsS3JPyNCF/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

  

CDCでの部分実習① 

CDCでの部分実習②

【海外保育フィールドワーク DAY8(6/16)】Portage Learning Center
https://www.instagram.com/p/CxsglUYyHmy/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク DAY8② & 9(6/17)】帰国
https://www.instagram.com/p/Cy8c4-qrxhs/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

【海外保育フィールドワーク事後学習(6/26)】
https://www.instagram.com/p/Cy8c7mFrJr2/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

クリーブランド・エリー湖

ケント・カヤホガリバー

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第
社会福祉施設実習スーパービジョン
2023年9月末 南野奈津子(児童・家庭ソーシャルワーク、多文化ソーシャルワーク)

秋学期が始まりました。
暑かった日々も、気づけば空の色や風から秋の気配が感じられるようになりました。

教員の研究室は8F。
近くの団地も夕暮れの光に照らされて秋の気配が…

そんな夕暮れ時、現在社会福祉施設で実習を行っているSさんと、実習のスーパービジョンを行いました。
社会福祉士を取得するために行う実習では、週に1回の教員によるスーパービジョンを行うことが規定されています。
この日は、実習を終えた後にSさんが大学に来て、実習の振り返りを行いました。

「とても温かい職員の方々や利用者の方々と楽しく実習しています」とのこと。
よかった!

スーパービジョンでは、実習についての話をしつつも、障害者に関する最近のニュースや新聞記事の話になることもあれば、
時にはどのように息抜きをするか、などの話になることもあります。
実習を通じて、教員や学生がお互いの人柄や趣味について知ったりするのもなかなか楽しいものです。

今の私の息抜きは海外の大学や同僚の先生から頂いたお茶を楽しく飲むことです。

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第4号
積み木遊びの援助を学ぶ
2023年9月 子ども支援学科 高山 静子(保育学・幼児教育学)

高山ゼミでは、積み木遊びを行う園の先生を招いて、
子どもたちの積み木を援助する方法について学びました。
参加したのは、3,4年のゼミ生と大学院で学ぶ大学院生です。

はじめに積み木に関する質問をホワイトボードに書き、先生に質問に応えていただきました。 

質問に応えるあさひがおか乳児保育園園長 高橋 惇先生 

その後、板積み木の基本の積み方を学び、グループで積み木を実際に積んでいきます。
保育実習室には、板積み木・レンガ積み木・和久積木などシンプルな積み木の他に、

積み木の世界を広げる人形や動物などの小物を準備しています。それらを使い、
それぞれのグループが想像の世界を豊かに広げていました。 

この遊び心で保育者になってからも、きっと子どもたちと遊びの世界を楽しんでくれることでしょう。 

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第3号
活躍する卒業生達
2023年9月 子ども支援学科 伊藤 美佳(保育学・幼児教育学)

8月に入り、3年生は保育所での実習、4年生は保育所、
保育所以外の児童福祉施設での実習が始まりました。

実習中は、子ども支援学科の教員はそれぞれ、学生さんたちの様子を見に、実習先に伺います。
その訪問時、実習をしている学生さんを指導してくださっているのが、子ども支援の卒業生、
という嬉しい再会の時も教員達は度々経験します。
この8月、伊藤の訪問先保育園でも、そんな嬉しい再会がありました。写真は、保育所保育士をしているゼミ卒業生2人と伊藤です。
実習をしている学生さんは、先輩の姿からたくさんの学びをしていると話してくれました。 

保育士さんとして活躍する二人のゼミ卒業生と一緒に 

その他にも、東京都内の公立幼稚園に勤める卒業生、
元障がい者支援施設の職員で現在本学の博士課程に在籍しながら、
社会福祉士として社会福祉協議会で働く卒業生、私立幼稚園に勤める卒業生が、
ゲストスピーカーとして今年度4月~8月の様々な子ども支援の授業の中で、
在学生の人たちに自身の実践や研究のお話をしに来てくださいました。

こんな風に、保育・幼児教育・福祉の現場や研究で活躍するたくさんの卒業生が、子ども支援にはいらっしゃいます。 

都内公立幼稚園勤務卒業生の講義風景 

社協勤務で博士課程院生の卒業生 

私立幼稚園勤務10年目の卒業生 

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第2号
子ども支援学科キャンパス内施設紹介
2023年9月 子ども支援学科 伊藤 美佳(保育学・幼児教育学)

第2号では、キャンパス内にある子ども支援学科特有の教室や、
学習指導室や実習指導室があるフロアを写真を中心に紹介します。
WELLB HUB-2の建物の中の6階には、保育・幼児教育、子ども家庭福祉を実践的に学ぶ教室である保育実習室、音楽実習室等のお部屋があります。

子ども支援学科がある建物 

保育実習室 

音楽実習室 

8階には、子ども支援学科の学生さんたちが空き時間に課題に取り組んだり、資料を調べたりする学習指導室、
実習に関する手続きや相談に乗ってくださる先生がいらっしゃる実習指導室、先生方の研究室、くつろげるスペースがあります。 

学習指導室 

くつろげるスペースとキッチン 

ボランティア等の情報掲示板 

実習の手続きや相談等でお世話になる3人の先生方を最後にご紹介します。
学生さんたちは3人の先生方の笑顔にいつもホッとし、実習を頑張ろう!という気持ちになっています。 

子ども支援学科・子ども支援学専攻ニュースレター第1号
福祉社会デザイン学部子ども支援学科開設と新入生を迎えて
2023年6月 子ども支援学科長 内田 千春

すっかり新緑も深まり初夏がやってきました。
遅くなりましたが、新年度最初、新学部・新学科最初の記事は、やはり4月の新入生学科オリエンテーションからお伝えしたいと思います。

2023~2024年度の学科長として新入生オリエンテーションの最初にさせていただいたお話の中で『人生における資産』
(LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略より)という考え方をご紹介しました。

この本に限らず若い世代の方にとっては人生が100年あるのが普通になると言われています。私の世代も含めて健康で過ごせる期間も長くなり、
昔のように一生一つの仕事に就き、引退していくというシナリオが使えない時代になっています。

私たち一人一人に、新しい『人生への向き合い方』が求められるだろうというのです。

これからは、人生の様々なステージに様々な選択をし、ある立場から異なる立場へ移行していくことが普通になるだろうし、
同じ仕事をしていてもその中でしている仕事は変化していくことが前提になるのだそうです。

実際に私自身も、何度も人生のルート変更をしてきましたし、これらかもそうせざるを得ないでしょう。

資産というと、銀行預金や投資のような有形のものをまず想像します。確かに金銭的なある程度の豊かさは必要ですが、
それらと人生の充実とかウェルビーイングは一致しないという研究結果が出ています。

だとすれば、形がなくお金で手に入れられない『無形資産』も今まで以上に大切になります。

『無形資産』には、スキルや知識などの生産性資産、身体的精神的な健康や人間関係などの活力資産、
自分についてよく知っていて可能性を追求できる変身資産(変わっていく力)があるのだといいます。

これらの資産の内容についても、どれが将来の自分に役に立つのか見通していくことさえ難しい時代です。
大学時代には、できるだけいろいろなことに好奇心を広げて、いろいろな知識を得て、いろいろな人と出会いかかわっていってほしいです。


オリエンテーションウィーク最後の土曜日には、新入生交流会(キャンパス探検クイズ 兼 TGLキャンプ「世界の子どもたち」)を実施しました。
その模様は、学科公式インスタグラムにもアップしています。ぜひご覧ください。

子ども支援学科公式インスタグラムURL
https://www.instagram.com/toyochildstudies/ 

福祉社会デザイン学部開設記念式典でパネリストとして講演する学科長

オリエンテーションの説明を熱心に聞く新入生

キャンパス体験クイズ出題場所地図