人間環境デザイン学科について

学科の特色
人々に向き合い、寄り添い、支えるデザインへの挑戦。 

人間環境デザイン学科では、多様な人々が暮らす社会、まち、住まい、そして生活の場における「ユニバーサルデザイン」について、
ものづくりを通して学びます。イメージを具体化するデザインの知識や技術を身につけるとともに、社会・経済的な課題についても理解を深める
ことで実社会におけるデザインの役割と可能性にも視野を広げ、人の営みを総合的に考える視点を養います。 

住居などの建築設計や商品開発・デザインなど、ものづくりとデザインの考え方やスキルを修得し、デザインによる新たなイノベーションで
社会を導く力を身につけていきます。特にユニバーサルデザインやユーザビリティの視点を備えることで、独自性と質の高いモノのあり方・デザインを提案することを重視しています。

1・2年次には、建築やまちの分野とモノやコトの分野について広範に学る授業編成により、デザインに関する幅広い知識、基本的な技術を
学びます。そして3・4年次には、私たちを取り巻く環境を建築やまちという視点で考える「空間デザイン」、
さまざまな人の暮らしという視点で考える「生活環境デザイン」、製品や情報といった視点で考える「プロダクトデザイン」の3つのコース
に分かれ、演習などを通して専門的なスキルを身につけていきます。

主な学び

すべての人が等しく暮らしていくためのデザインであるユニバーサルデザインを基本理念として、「空間デザイン」「生活環境デザイン」
「プロダクトデザイン」に求められる基本的な知識と能力を学びます。社会・環境におけるさまざまな「デザイン」の役割とあり方について考え、より多くの人々が暮らしやすい社会や環境を創り出す自らのデザインを具現化する技能を学びます。 

4年間の学びの集大成として、一人ひとりが人間環境デザインに関わる研究テーマを設定し、所属する研究室の教員による指導を通して、
「卒業論文」または「卒業制作」としてまとめ、成果を発表します。社会における課題を発見し、それぞれ「空間デザイン」、
「生活環境デザイン」、「プロダクトデザイン」の視点から研究し、新しい考え方や新しいデザインを提案することで実社会におけるデザインの
役割と可能性を認識します。卒業研究の優秀作品は、学外にて展示し、その成果を社会に発信します。 

取得できる資格・免許

一級建築士/二級建築士/木造建築士/高等学校教諭一種(工業・工芸)/福祉住環境コーディネーター/福祉情報技術コーディネーター/
インテリアコーディネーター/カラーコーディネーター/インテリアプランナー/宅地建物取引士/社会福祉主事(任用資格) 等
※取得のための実務経験年数への読み替えなどを含む