著者 神田千里
4.8 5つ星のうち 18 カスタマーレビュー
ダウンロード織田信長 (ちくま新書)Ebook神田千里 - 時代に先駆けた思想をもち、伝統的権威や因習に囚われずに「天下統一」を目指した「革命児」信長。だが、この広く行きわたったイメージは、はたして歴史的な事実といえるのだろうか? 将軍足利義昭を擁しての上洛、対毛利戦や対武田戦による支配領土拡大、比叡山の焼討など史実を再検討していくと、実は伝統的権威と協調もし、諸大名との共存をも視野に入れ、世間の評判や常識にも敏感だった、時の武将の一面が見えてくる。中世的な価値観が近世へと向けて大きく変化する戦国時代を生きた、信長の真の姿を描く。
以下は、織田信長 (ちくま新書)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 本書の目的は、信長像の再検討にあるようで、以下の内容を検討しています。第一章-将軍・義昭の擁立は「天下を平らげる」目的だったのか、また義昭は傀儡だったのか第二章-信長は、天皇・朝廷を統制下に置こうとしたのか第三章-「天下布武」の意味第四章-体毛利戦・対武田戦から、信長が全国制覇を目指していたのか第五章-諸宗教勢力にどのように対処したのかを、比叡山焼討・一向一揆との対立・安土宗論を取り上げ検討し、第六章では、従来注目されてこなかった信長の一面を提示して終わります。特に興味深かった話は、以下の7点です。・義昭が三好三人衆に襲われた時に、信長が安土から単騎駆けしたのは、将軍の臣下としての行動だった・五箇条の覚書も一七箇条の諫言も臣下としの行動だった・「御所巻」を例に、信長が将軍を実力で圧倒していても、主君として将軍を立てていた・毛利、武田、上杉への書状から、信長は天下人として威圧するでもなく、友好関係を築こうとしていた・天下人が行う停戦勧告は、当時の大名間では特別視されていて、天下の秩序と認識されていた・信長は想像以上に天下の評判を重視していた・佐久間親子追放に関して、信長は親子に恥を雪ぐ機会を与えていたが、親子は高野山への追放を選択した金子拓著「織田信長〈天下人〉の実像」と同様に、信長の知られざる一面を見ることが出来ましたが、これらの諸説は学会でも賛否が分かれているそうです。しかし、説得力はあり、お薦めできます。 あまりに当たり前のことと思い込んでいた事が どうも怪しい。そんな歴史事実、人物論が増えている。信長は至って健全であって 光秀や秀吉の方が余程 残虐で卑しく汚いのかもしれない。信長やその周辺人物の再考をこころみる書籍が多々でてきているが 通説をよくご存じの方 また通説に疑問をもっていた方は 基本として読んでおくべき一冊と思う。 Tags:織田信長 (ちくま新書)PDFダウンロード織田信長 (ちくま新書)PDF織田信長 (ちくま新書)のePub織田信長 (ちくま新書)ダウンロード織田信長 (ちくま新書)オーディオブック織田信長 (ちくま新書)ダウンロードブック織田信長 (ちくま新書)発売日織田信長 (ちくま新書)試し読み織田信長 (ちくま新書)ネタバレ織田信長 (ちくま新書)amazon織田信長 (ちくま新書)download織田信長 (ちくま新書)kindle