著者 野口 悠紀雄
4.8 5つ星のうち 9 カスタマーレビュー
ダウンロード金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済Ebook ePub - 内容紹介 金利は、経済を理解する最強の武器である! 量的金融緩和は効果がなく、むしろ有害だ。日本の経済政策は誤った考えに立脚している。 金利を手がかりに経済問題の本質を解き明かし、通説の誤謬を突く! 1990年代以降、先進諸国に共通して見られる金利の低下は、何を意味するのか? 異常ともいえる日本の金利低下は、なぜ生じたのか? リーマンショック以降先進諸国が競って導入した大規模な金融緩和政策は、効果を発揮したか? 投機を助長しただけではないのか? 金利低下は、資本主義経済の行き詰まりを意味しているのか? 本書はまず、誤解が多い金利という概念の基礎を解説する。そして、金利を手がかりに世界と日本経済の変化を分析し、これらの経済が抱える諸問題を解き明かす。世界的な金融緩和が、世界のさまざまな国や地域でバブルを続発させていること、日本の金融緩和政策は実体経済を改善するのでなく、赤字財政を支える役割を果たしていること、今後、金利高騰の可能性があることなどを明らかにする。そして、現在の日本経済が直面している問題の解決には、マクロ政策では限界があり、経済構造そのものを変える政策が必要であることを主張する。 内容(「BOOK」データベースより) 金利は、経済を理解するための最強の武器である!量的金融緩和は効果がなく、むしろ有害だ。日本の経済政策は誤った考えに立脚している。金利を手がかりに経済問題の本質を解き明かし、通説の誤謬を突く! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 野口/悠紀雄 1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年イェール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。著書に、『情報の経済理論』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 野口名誉教授の著書は数多く読んでいるが、どれも目次と索引が充実していて良い。そして本書は序章と最終章だけを読んでも面白い。さらにそれを要約すると以下の通り。日銀の異常なほどの金融緩和は、国債価格がバブルを起こしている可能性が高く、「空回り」していている。金融緩和の目的は、国債価格を維持して政府の赤字財政を助けており、最終的にはインフレと資本逃避をもたらす可能性が高く危険だ。今の日本に必要なのは「金融緩和で経済が好転する」という幻想をやめて、真の構造改革に取り組むべきであり、根本的な解決策は生産性の高い新しいサービス産業の成長が不可欠だ。そのためには政府が将来像を示して誘導するのではなく、規制緩和、特に金融部門に対する参入規制や外資参入規制を緩和あるいは撤廃することが必要だ。以上が要約だが、冒頭の国債価格維持はマーケット参加者がそれを熟知していてそれに追随しているからこそ成り立つ話だ。そして後段の規制緩和は内閣の大方針にも関わらず実現しないのが歯がゆい。しかし財務省や金融庁の凄まじい抵抗を何とかして押し切って成し遂げてほしいものだ。最後に書名については「金融政策の死」ではなく、「金融緩和ではなく規制緩和」としても良かったと思うが、あえて刺激的なタイトルにしたのではないかと思う。 オッケー水準でしょう。実体経済が立ち上がらないかぎり、すべからずバブルなんだ。 Tags:金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済PDFダウンロード金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済PDF金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済のePub金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済ダウンロード金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済オーディオブック金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済ダウンロードブック金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済発売日金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済試し読み金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済ネタバレ金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済amazon金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済download金融政策の死 ―金利で見る世界と日本の経済kindle