『国家への道順』

『国家への道順』
河出書房新社、2017年10月30日
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026176/


【初出】
『イオ』2010年1月号-2017年1月号


【装幀】
鈴木成一デザイン室


【帯写真】
宍戸清孝


【目次】

「はじめに」

謝罪への道順

事実を知る、その先に

我々の言葉

チマチョゴリの紐が風に舞う日

逆境の中で、人は言葉に出逢う

痛ましい記憶を語ること

諦念ではなく抵抗としての沈黙

あの日からの時間

かけがえのない一人の生として痛む

「どこにもない場所」(Utopia)を創出する力

分断された故郷

犠牲者たちの声を聴く

同胞達の強い意志

質問

ルーツとの邂逅

祖国の心

「我々」という曖昧さ

「人」との「間」に在るもの

遅いが、まだ遅過ぎない

誰もが歴史の上に暮らしている

対話とは何か

外国人労働者

義務と権利

言葉の本質

差別の根

戦争を人間の外に置いてはいけない

限界の線

一つの音楽を響かせる

未来は全て過去にある

わたしは、問い続ける

ナショナリズムの罠

広島スピーチ

靖国神社の在り方

日本人が知らないこと、知りたくないこと

憎むのでもなく、許すのでもなく

『金陵十三釵』

李浩哲さんへ

「最悪」に黙従しないために

「おわりに」



【関連記事】

【書評】「人間の輝く知性と魂の叫び」(『朝鮮新報』、2017年11月2日)
http://chosonsinbo.com/jp/2017/11/1102ib-2/

【書評】田中和生「居心地の悪さ 現実の見方変える世界観」(『毎日新聞(夕刊)』、2017年11月27日)
https://mainichi.jp/articles/20171129/dde/018/070/049000c

【インタビュー】著者インタビュー(『月刊イオ』12月号、朝鮮新報社)

【書評】和合亮一「言葉や対話の国境と対峙する姿」(『しんぶん赤旗』、2017年12月10日)

【短評】田中和生「2017年の収穫 41人へのアンケート」(『週刊読書人』、2017年12月15日号)