出演者プロフィール

2017年6月「ムジカーザでガムラン」昼の部終演後の様子(撮影/武藤奈緒美)。左から西岡美緒、西田有里、ナナン・アナント・ウィチャクソノ、スミヤント、ローフィット・イブラヒム、佐々木宏実、岩本象一。

ローフィット・イブラヒム(Rofit Ibrahim

ガムラン演奏家/ダラン(人形師)


インドネシア・ジャワ島ジョグジャカルタ生まれ。幼少の頃よりガムランの演奏を始める。国立芸術大学ジョグジャカルタ校伝統音楽学科卒業後、パクアラマン王家の楽団員としても活動。2005年から日本在住。佐々木宏実とHANAJOSSを結成しさまざまな公演、ワークショップ、音楽指導をするほか、ガムランの調律やワヤン人形の制作なども行う。親子向けの影絵芝居、幼児や乳児向けの公演などにも積極的。

 HANAJOSSオフィシャルサイト  http://hanajoss.net/

佐々木宏実(Sasaki Hiromi

ガムラン演奏家


大阪生まれ。20022004年、インドネシア国費留学生として国立芸術大学ジョグジャカルタ校伝統音楽学科に留学。王宮やラジオ局、村の結婚式での演奏などにも積極的に参加した。帰国後の2005年から、ローフィットとHANAJOSSとしてさまざまな公演やワークショップを行うとともに、インドネシア語や料理講座の講師もしている。

ナナン・アナント・ウィチャクソノ(Nanang Ananto Wicaksono

ガムラン演奏家/人形師(ダラン)


インドネシア・ジャワ島ジョグジャカルタ生まれ。「ワヤン・カンチル」と呼ばれる動物人形芝居を創作・上演した祖父の影響を受け、幼少より舞台に立つ。国立芸術大学ジョグジャカルタ校伝統音楽科中退。2018年、西田有里とのユニット「マギカマメジカ」を結成し、大阪を拠点にガムラン演奏やジャワ影絵芝居ワヤンの上演などにかかわる。ワヤンアニメーション作品『The Last Mission』が福岡まどか編・著『現代東南アジアにおけるラーマーヤナ演劇』(めこん刊)に収録。
  Magica Mamejika マギカマメジカ (tumblr.com) 

西田有里(Nishida Yuri

ガムラン演奏家


大阪生まれ。20072010年、インドネシア国費留学生として国立芸術大学ジョグジャカルタ校伝統音楽科に留学。帰国後の2010年より、ガムラン演奏家として関西を中心に活動するほか、ピアノとガムランと歌のユニット「ナリモ」にも参加。2018年にナナンとのユニット「マギカマメジカ」を結成。ジャワ影絵芝居ワヤンの上演などを行っている。滔滔舎ウェブマガジンで「ジョグジャカルタ思い出し日記」を連載中。
  ジョグジャカルタ思い出し日記|西田有里|『視点視』滔滔舎|toutousha|note 

スミヤント(Sumiyanto

ガムラン演奏家/人形師(ダラン)/作曲家


インドネシア・ジャワ島クラテン出身。インドネシア国立芸術大学スラカルタ校卒業。2006年より拠点を東京に移し「スミリール」としてガムランや影絵芝居ワヤンの公演をさまざまな場で実施。近年、自らがダラン(人形師)となり東京のガムラン演奏家を率いてワヤンを上演している。映画『岸辺露伴ルーブルに行く』(2023年、渡辺一貴監督作品)の音楽録音にガムラン演奏で参加。

 スミリール・ホームページ http://sumilir.cocolog-nifty.com

根津亜矢子(Nezu Ayako

ジャワ舞踊家


幼少よりバレエやモダンダンスを習う。米国留学中にジャワ舞踊に出会い、帰国後もジャワ舞踊を続ける。20022004年、ジャワ島ソロへ留学。インドネシア国立芸術大学スラカルタ校舞踊科で学ぶほか、マンクヌガラン王宮での練習にも参加し、研鑽を積む。現在は、スミヤントとともに「スミリール」として、関東を中心に活動中。

中村伸(Nakamura Nobiru

中村深樹(Nakamura Miki

ジャワ影絵芝居愛好家/公演世話人


ともに東京生まれ。伸は出版社・編集プロダクションなどに勤務し、198792年までインドネシア航空機内誌『GARUDA』を編集。深樹はジャワの路上観察が好きで、そこから料理や菓子へと興味を広げていた。1990年代後半、ともに影絵芝居ワヤン・クリの上演などにかかわるようになり、ハナジョスらとの縁ができる。都内の寄席通いもライフワークになっていて、2018年夏に著書『寄席の底ぢから』(三賢社)を上梓。2014年に本公演のプロデュースに携わり、2017年からムジカーザに場を移しで開催。ガムランや語り芸に聞き入ったり笑ったりしながら、誰もがゆるく楽しめるライブを目指している。