ジャワの食べもの

ジャワの庶民の味いろいろ


街場の屋台や定食屋で出しているような料理のうち、ごく一部を写真で紹介します。

ホテルやレストランで出すものとは微妙に違うかもしれません。

家庭でつくる料理とも違います。

ジャワの料理は多種多様で、網羅しようもないし、一概に説明しようもないのすが、

大雑把に言えば、同じような料理でもジャワの味付けは甘めで、東ジャワやバリ島では塩辛い味付けが好まれます。

それが今回の公演と何の関係があるのか?

うーん……あるような、ないような……どうなんでしょうねえ。

早くコロナが治まって、わいわい言いながら飲食したり、旅に行けるようになってほしいものです。

街場の料理

クピテン・ゴレン(カニの揚げ物)。丸一匹を豪快に揚げた、どういうわけだかジョグジャ名物の味。トゥグ駅近くに専門店がある。

ナシ・ラウォン(牛肉スープかけごはん)。クルワッという黒い木の実をすり潰して作る独特の風味の黒いスープがごはんに合う。

ナシ・グドゥ(ジャックフルーツの煮物かけごはん)。ジョグジャの名物料理。甘辛く煮た果実の実をごはんにかけ、鶏やタマゴを添えて。

ミー・ゴレン(焼きそば)。ジョグジャやソロの夜の締めは汁ソバではなく、肉と野菜がたっぷり入った、こってり味の焼きそば。

甘~いもの

「アペム」と呼ばれる甘いパンケーキ。断食月の夕方、これ食べて空っぽの胃を拡げてから本気の食事になる。儀礼などにも使われる。

「ジャジャナン」と呼ばれる、そこらの店で売ってる伝統的な菓子。バナナの葉で包んで蒸した菓子、ウイロウのようなものなど多種多様。

「スラビ」と呼ばれるスラカルタ(ソロ)銘菓。老舗店もあれば屋台もある。生地は粉とココナツ汁を混ぜたもので、バナナ入り、チョコレート入りなど。

エス・ドリアン。ドリアンの実をボトンと落とした、甘くて大胆なかき氷。街中の屋台でも出していて、ドリアン好きにはたまらない味。

料理店や売り子さん

惣菜をずらりと並べたセルフ食堂。ご覧のとおり肉、野菜、魚、揚げ物、焼き物、煮物まで何でも揃えていて、夜遅くまでやっている。

ワルンと呼ばれる町のメシ屋。朝はソト・アヤム(鶏スープかけごはん)、昼は煮物や揚げ物とごはんを出す。町内コミュニティーの中心。

サテ(串焼き)の露天商。ジョグジャのメインストリート・マリオボロ通りには、竹炭を使った小さなコンロでサテを焼くご婦人がずらりと並ぶ。

パンや面皰の売り子。「ロティ、ロティ」という売り声とともに、毎朝、旅館街や路地裏をまわる(ロティ=パンのこと)。