ムジカーザでガムラン2024

「ムジカーザでガムラン2024」はこんな感じでした

 

 6月28日(金)~29日(土)、代々木上原・ムジカーザで開催した2日間3回公演が、おかげさまで無事に終了しました。28日(金)夜の部と29日(土)昼の部が予約完売、土曜の夜公演も数席を残しただけ。2日間で延べ約240人の方がお越しくださいました。本当にありがとうございます。

 2日間の公演の流れや様子をざっくり振り返っておきます。

 

 各回とも開演10分前にガムラン奏者5人がステージに並び、「トゥブ・サッ・ウユン(Tebu Sak Uyun サトウキビ1株)」という5分ほどの曲を演奏。気楽に聞き流してほしかったのですが、皆さん席について聞き入る体制に入っちゃったのを見て、開演前から余計に緊張させてしまったかと反省しています。


 曲終わりが開演時間。

 司会者(私)のあいさつに続けて、古典舞踊「ゴレ・ムギラハユ(Gorek Mugi Rahayu)」で静かに公演がスタートします。1980年代に作られた創作演目で、少女が大人の女性になる様子を巧みに動きに折り込んだ、見て楽しむための短めの舞踊。これを根津亜矢子さんが余裕たっぷりに舞い、大人の女性らしい美しさを見事に表現してくれました(演目の詳細についてはブログもご参照ください、以下同じ)。

 なお、事前の告知には王宮舞踊、宮廷舞踊という言い方を安易に使っていたのですが、「ゴレ・ムギラハユ」は王宮で踊られることはありません。庶民の結婚式、舞踊コンテスト、発表会のような場所だけで出される演目です。そんな指摘を亜矢子さんから受けて、最終的には「古典舞踊」としました。王宮に伝わる伝統的な舞踊の動きや所作などを生かした作品なので、80年代に作られた創作ではあっても「古典」であることに間違いはありません。 

初日金曜夜の部は雨

ゴレ・ムギラハユを舞う根津亜矢子

 続いて、ジャワの大衆演劇クトプラの劇中歌「ポチュン・クトプラアン~ルジャ・ジュル(Pocung Kethoprakan~Rujak Jeruk)」、そして男の恋心を切々と歌う「ウユン(Wuyung)」などの歌曲コーナーへ。

 ポチュン~ルジャの主役は宏実さん、有里さんの女性陣。王様の重々しいセリフを詞にしたポチュンを、正面に座した宏実さんが歌います。ルジャは、王様や偉い家臣たちが去った後、女中や召使が集まって皆でバカ話をしている様を歌にしたもの。歌詞の中に、浮気男を責めたり茶化したりするような言葉もあり、かなり俗っぽい内容です。宏実さんの声に、有里さんの歌がからみ、男性陣の掛声も加わります。


 それが終わると「ウユン」。男の恋を心歌ったラブソングなので、男性陣が普通に歌うのかと思っていたら、これが一筋縄にはいかなかった。

 この5人だからこそできることを見てもらいたいと、公演1週間前ににわかに議論が盛り上がり、急いでオンラインの会議を開催。言い出しっぺのスミヤントさんに真意を尋ねると、「病の中でもっとも辛いのは恋の病」の詞があるベタベタなラブソングなので、ただ歌うのは詰まらない。ラブソングらしい演出をしたい、クトプラ劇のような芝居にしてもいいと思っている、ということがわかってきた。それならば、前曲ルジャに出てくる詞「あんた最近来ないわね、どこかのキレイな女に夢中になってるんじゃないわよ」を引いて、惚れっぽい浮気男を主人公にした演出はどうかと宏美さんが持ちかけ、一気にその流れに。王宮勤めの女官(宏実さんや有里さん)たちが浮気男のだらしなさに怒って立ち去り、残された男に他の男たちが同情し、3人で寂しく歌い始める。そして歌っているうちに、だんだん元気になってくる。そんな段取りにしようと話はまとまります。

 立って歌うアイデアが出てきたのは、公演前夜のこと。シトゥルと呼ばれるジャワ琴を奏でながら歌い、メロディに添うようにスリンと呼ばれる竹笛で飾りを入れたり踊りながら歌うとか、私はそれも酒の席のジョークだと思っていました。

 ところが、公演当日のリハーサルの場で、5人はそれを本当にやって見せたのです。奏者が5人しかいないというのは弱点になりそうですが、それを逆手にとり、開き直って、新たな名物を作ってしまったのですから、何が幸いするか分かりません。

 「あの踊り子、きれいだったなあ。一目ぼれしちゃったよ」と言う男(スミヤントさん)に、「アンタなあ、また違う女に惚れたのか。浮気もいい加減にしいや。やってられへんわ」の捨てゼリフを残してステージから立ち去り、外から歌ってる男たちにチャチャを入れた女官たち(宏実さん、有里さん)のやり取りも滑稽ならば、歌いながらテンションが上がってくるスミヤントさん、ナナンさん、ローフィットさんを見ているだけでも可笑しい。ジャワだか関西喜劇だかわからない面白いコーナーは、このグループの新たな切り札の一つになりそうな気がします。

左からスミヤント、ローフィット、ナナン

公演前夜のウユン会議

 場面変わって、動物人形劇のワヤン・カンチル。ナナンさんの祖父ルジャール氏が1980年代に創出したワヤン(芝居や劇のこと)で、そのルジャール氏が2017年に他界した今、ジャワに行ったとしても滅多に見ることはできません。ナナンさんはルジャール爺さんの上演を幼いころから見ており、そのナナンさんとの縁でローフィットさんもルジャール爺さんに会ったことがきっかけでワヤン・カンチルを手掛けるようになったのですが、今や2人の後継者のおかげで、ジャワより日本のほうが上演頻度は高いのかもしれません。

 今回、この演目を手掛けるハナジョス(ローフィットさん、宏実さん)とマギカマメジカ(ナナンさん、有里さん)に、日替わりで上演をお願いしました。28日(金)夜の部と29日(土)昼の部は、ハナジョスの「豆鹿カンチルとクジャク」、29日(土)夜の部はマギカマメジカの「豆鹿カンチルの鬼退治」です。


 ハナジョスの「豆鹿カンチルとクジャク」は、美しい羽根が自慢のクジャクのザマス君が森で騒動を引き起こす物語。ザマス君は自分が一番美しいと認めてもらわなければ気が済まないないのですが、森に住むカメや水牛は「美」にはあまり興味がない。そんなことよりもマンゴーを食べるほうが楽しいし、沼で泥んこ遊びをするほうが幸せです。その態度を見て、承認欲求がやたらと強いザマス君はヘソを曲げ、仲間たちに当たり散らす。高慢ちきなザマス君に灸を据えてくれと頼まれたカンチルは、「人間が来たぞ!」とウソの情報を流します。その声を聞いて慌てるザマス君。最初は皆、その慌てっぷりを笑って見ていたのですが、間が悪いことにそこに珍しい鳥を捕まえる猟師が現れ、ザマス君を発見して追いかけます。「まずい」と悟ったカンチルは、カメや水牛やゴリラたち森の仲間の背中にザマス君が落としていった羽根を付けさせ、森のあちこちに潜ませて猟師をおびき寄せてはひどい目に遭わせる。猟師は里に逃げ帰り、ザマス君は少しだけ大人しくなり、みんなと仲良く暮らすようになるという物語。

 クジャクのザマス君は暑苦しさ満点のキャラクターですが、マイペースなカメや水牛との対比が面白いので、私はこの演目が好きです。印象に残るフレーズは、ザマス君が自慢の羽根を見せつけるときの「ばっ!」の声でしょうか。宏実さんの演奏や歌が、物語を引き立てていたのはいつもの通り。


 マギカマメジカの「豆鹿カンチルの鬼退治」は、やっかい者の鬼が出てきて、森の動物たちが右往左往する物語です。何とかしてくれと頼まれたカンチルは、空が落ちてくるから深い穴を掘って、その奥に隠れたほうがいいと鬼に告げます。人がいい鬼はその言葉を素直に信じ、「穴、穴、掘ろう」と歌いながらスコップで深い穴を掘り、その奥底に隠れます。そこでようやく穴の中の怖さに気付いた鬼は「助けてーっ、てーっ、てーっ」「ごめんなさーぃ、さーぃ、さーぃ」と地上のカンチルを呼びます。このエコーがかかったやり取りがマンガのようで楽しい。

 最後は怖がる鬼を、象が穴の中から救い出し、皆で仲良く暮らすという展開に。
 ナナンさん、目下、日本語勉強中なのですが、同じやり取りを3度繰り返すなど、話芸による可笑しさの表現や間合いのとり方が確かなので、見ている人は自然に物語の中に引き込まれてしまいます。歌や演奏はもちろん、語りを入れたり、自らカンチルになって鬼と対話するなどして上演を補完した有里さんのバイプレイヤーぶりも見事でした。


 もともと子どもに見せるために作られた人形劇なので、ワヤン・カンチルを上演するときだけ、桟敷席の前にもう一列、臨時の子ども用席をつくり、会場にいる子たちに前に出てこないかと呼び掛けました。金曜夜、土曜の昼と、いい感じで集まってくれました。観客のお一人から、子どもたちがどんな反応をするのか観察してた、劇に食いついていく様が見えたのが面白かった、という意見も聞きました。土曜の夜公演は子どもがいなかったので、童心をもった大人のお客様に集まってもらいました。皆さん、よく前に出てきてくれました。

 上演終わりで10分間の休憩時間に。あっという間の前半戦だったと思います。


 ちなみに豆鹿カンチルが頓智や賢さで森の災難や危機を乗り越える物語は、インドネシア民話として全国に広く伝わっています。また、絵本や童話として世界各国で翻訳され、日本でも『まめじかカンチルの冒険』(松井由紀子/再話、安井須磨子/絵、福音館書店、2015)や、『マンゴーとバナナ まめじかカンチルのおはなし』(N・クマール・スコット/文、T・バラジ/絵、なかむらちひろ/訳、アートン、2006)などの絵本が出版されています。マンゴーとバナナはインドで発行されたインドネシアの昔話絵本を、日本語で翻訳出版したもの。ムジカーザで上演した2つの物語はこの絵本には入っていないのですが、興味があれば図書館などで借りて追体験してみてください。

豆鹿カンチルとクジャク

豆鹿カンチルの鬼退治

 休憩後の後半は、影絵芝居ワヤン・クリ「スマル大いに怒る」を上演。

 物語は、天界に住む最高神ブトロ・グルのもとに、不肖の妻と子が訪ねてくるところから始まります。神々しい姿のグルに対し、妻のドゥルゴと子のコロは、どちらも鬼や羅刹のよう。しかもコロは、人間を食べなければ生きていけない困った鬼なのですが、スマルによってそれを止められている。地上に降りて人間を食べたい、子どもを食べたい。なんとかしてほしいと、お父ちゃんのグルに頼みに来たのです。

 ブトロ・グルは、インド神話のシヴァ神のジャワにおける姿。ワヤンの世界では最高神として崇められています。それがなぜ、羅刹のような姿をした妻と子をもつようになったのか。かんたんに言えば、天女とのふとした情欲に溺れてできたのがこのコロという子で、その罪により天女は羅刹の姿に変えられて追放され、子は人食い鬼となって地上や天界をさまよい続けている。間違った行いをするとコロに食われてしまう、という伝説がジャワにはあります。

 一方のスマルは、本名をイスモヨといい、ブトロ・グルの兄として天界に生まれたのですが、父神から人間たちを守るよう命じられ、醜い姿に変えられて地上に降ろされた人物です。ふだんは善方の若武者たちの従者として、彼らにアドバイスをしたり、勇気づけて戦いや冒険に向かわせるのがスマルの務めなのですが、弟ブトロ・グルが地上に住む人間に対して非道な行いをすると(グルはたまに、そういうことをします)、灸を据えることもある。この物語がまさにそうなのですが、グルは兄スマルに対して頭が上がらず、言うことを聞くしかありません。

 ちなみにスマルはインド神話には出てこないキャラクターで、恐らくはイスラム教を広めようとした16世紀のジャワの聖人たちが、インド神話の神の上に、ジャワ人の心を持つもう一人の神を置きたかった。そこから生まれたキャラクターなのでしょう。


 物語の中のスマルは村の長老として、祭りの世話をしています。当日、雨が降らないように、唐辛子の実をあしらった雨除けのお供え物を村人に授け、これに大事にするよう伝えます。その様子を見た最高神グル一家は、密かにお供え物をぐちゃぐちゃに踏みつぶしてしまう。

 仲良さそうに見えた村人たちも、じつは一致団結していたわけではありません。踏みつぶされたお供え物を見つけて疑心暗鬼になり、祭りを邪魔したい者がいるのではないか、自分がスマルに大事にされていることをやっかむ者の仕業ではないか、いろいろな疑念が渦巻き、やがてそれが言い争いの種になり、喧嘩が始まる。親たちが争うそのどさくさに乗じて子どもたちを誘拐し、人目につかないところで食べてしまえばいいとグルたちは考えていたのです。

 一方のスマルは、何かが起こる前からきな臭さに気付き、警戒していました。村人たちの喧嘩が始まると、すぐに気配を察して喧嘩を止め、村人たちに子どもたちを探しに行かせます。間一髪のところでグル一家と妖怪たちの暴挙を止めたスマルは、弟グルと対峙します。

 「兄さん、いいじゃないですか。人間は愚かです。すぐに戦いを起こす。そんな人間、少しくらい食べたっていいじゃないですか」とグル。

 「バカを言うな! 人間はときおり間違いを犯す。でも、その間違いを正すことができるのも人間なのだ。それを見守ってやるのが神々の仕事ではないか!」とスマル。

 兄スマルが怒ると、弟グルは決して敵いません。「人間たちが争い出したら、また来ますよ」とニヤリと笑い、不敵に立ち去っていく。こうなると妻ウモ、人食い鬼コロ、妖怪たちは手も出せずに引き返すしかない。

 こうして人間界に再び平穏が戻るのです。締めは、女性のワヤン・ゴレ(木偶人形)の美しい舞い。「ゴレ」には「探し求めなさい」という意味があり、ワヤンが終わるときに物語に込められた大切なものを感じ取ってくださいという意味でゴレ人形は舞うのです。


 ローフィットさんには前回、コロナ禍の社会を背景にした「ウィジャヤクスマの花」という演目を演じてもらったのですが、今回は戦争や紛争の多い社会のあり方を考えさせるような物語を上演したいねと話したところ、この演目を選んでくれました。もとになった「スマル・グガ」という演目は、スハルト首相とその身内による独裁体制を終わらせようとしていた1990年代に、ワヤンや演劇で盛んに上演された一種の風刺劇。インド神話のマハーバーラタ物語のパロディにもなっていて、善方のパンダワ一族が最高神グルの奸計にはまり、あろうことか愛すべき若武者たちがグルの悪巧みにはまり、大切なスマルを殺そうとする物語です(同じ演目で、他にもさまざまな展開があります)。愛すべき主人たちと、そこに悪巧みを仕掛けたグルの両方をスマルが諫めるという流れなのですが、そのまま演じると物語や登場するキャラクターとは縁が薄い日本の観客には、何がどうなっているのかよくわからない。そこをハナジョスの2人が大きくアレンジし、善良そうな村人たちに争いが起こり、それをスマルが納めるという形に仕上げてくれました。

 戦いの火種は些細なところにあり、いったん戦いや争いが起これば、苦しむのは子どもや庶民などの弱者である。ゴレ人形が伝えたかったのは、そういうことかもしれません。

スマルが村人に授けたお供え物を見つけたグル一家

ゴレ人形(木偶人形)の舞い

 大詰めは、ジャティラン(Jathilan)と呼ばれ村の踊り。まずは迫力満点のムチの音を聞かせる馬の踊りがあり、続いてトラや水牛を用いた獅子の踊りに。ワヤンを演じ終えたばかりのローフィットさんが、ここでも精力的に動いてくれました。

 演奏者が少ないので、獅子の後ろ足には2階の売店コーナーで楽器やTシャツを売っていた飯田茂樹さんに入ってもらいました。飯田さんは、今はジベカ(JIBECA=日本インドネシア・バリ教育文化協会)というNPOを組織し、教育機関を中心に音楽ワークショップなどを指導している人。日本人で最初にインドネシアに音楽留学をした、この分野ではリジェンドの一人です。ムジカーザ公演にも最初から関わってくださり、楽器を広めたり、音を出すことの楽しみを伝えてくれています。ただの鳥笛吹きのおじさんではありません。

 ここで幕(幕はないのですが)。最後は1本締め、最終日は3本締めで終演。伸びるかなと思った上演は、10分間の休憩を含む110分で納まり、終演後に楽器に触ったり、人形に触れたり、出演者と会話する時間がとれたのは何よりでした。皆さん会話に夢中になっていたところ、「そろそろお開きに」と声をかけて回るのが、少々心苦しかったです。

馬の踊り

獅子(トラ)の踊り、土曜日は水牛だった

 すでにだいぶ長くなりましたが、もう少しだけ。

 今回、大きく変わったのは、これまで参加していた大阪の西岡美緒さん(舞踊家、ガムラン奏者)、岡山の岩本象さん(ガムラン奏者)の2人が不参加になり、6人になってしまったこと。それがわかったのは、フライヤーが出来上がる直前の4月上旬で、中止はまったく考えなかったものの、さすがに少々慌てました。

 というのも、単に人数がいないというだけでなく、ここ数年、ハナジョス、マギカマメジカ、スミリールの3組が、それぞれ自前で奏者を集めて別々に活動できるようになり、一緒に何かをやるという機会がほとんどなかった。方向性の違いのようなものも垣間見え、いつものように仲良く準備できるのかも気がかりでした。ところが、練習が始まると、これが意外に楽しそう。このグループの中では大人しくしていたスミヤントさんも意見を言うようになり、3組のバランスも良くなってきた。そして、たまに一緒に演奏することが、彼らにとって楽しみになるということもわかってきた。2年に1度くらいが、きっとちょうどいいのでしょう。あとは、全員が日本に残っているのかどうか。

 そんなふわふわした現状と未来像なのですが、また開催すると決まったら、どうぞお付き合いください。

受付に貼り出した早川画伯作の演目表

出演者と公演を支えたスタッフたち

 出演者のプロフィールは以下のページをご参照ください。

  ジャワの夜遊びのココロ - 出演者プロフィール (google.com) 

 

 インドネシアという国や、ジャワ島中部にあるジャワと呼ばれる地域についての知識。さらにガムランや影絵芝居の解説は以下のページをご覧ください。

  ジャワの夜遊びのココロ - インドネシアとジャワ (google.com) 


 演目案内などの読み物を掲載しています。興味のある方はご覧ください。
  ジャワの夜遊びのココロ - 2024ブログ (google.com)  

 フライヤー(チラシ)を置いてもらっている場所やお店を集めてみました。お住まいの近くにインドネシア料理屋さんやスパイス店、食材の店、カフェや映画館など、面白い場所やお店があるかもしれません。

  ジャワの夜遊びのココロ - チラシのある場所 (google.com) 


 なお、過去の公演の様子は下記のリンクから。これまで2022年、2019年、2017年、2015年、2014年に、このメンバーを中心に公演を行ってきました(ムジカーザ以外の会場の公演も含む)。

  ジャワの夜遊びのココロ - 過去の公演 (google.com) 

お客様の声(公演当日のアンケートの一部)


【6月28日(金)夜の部】


●皆さん芸達者でいつもびっくりします。これだけの人数なのにすごく豪華です! スマルがまた大好きになりました。流しの人の雰囲気も素敵でした。(40-50代)

●日本語×大阪弁、最高の語り。身近な子供たちに見せたいと思った。(40-50代)

●何から何まで心の底から驚きと楽しさで一杯です。知らないことばかり。もっともっと見たい、知りたい。(40-50代男性、インドネシア芸能を初めて見た)

●アジア芸能の中にこそ、現代の社会が失いかけている調和的バランスのヒントがたくさん秘められていることを体感。(40-50代)

●とても素晴らしい会でした。3回目のワヤンでしたが、毎回なんだか涙が出てしまいます。大人でも心の深くに響くテーマのワヤンでした。皆様和気あいあいとされていて、その雰囲気も楽しかったです。(40-50代女性)

●アットホームな雰囲気のホールで、盛りだくさんのプログラム。楽しめました。

●ワヤン・カンチル、かわいくて楽しくてとっても好きです。ちょこっとずついろいろ楽しめるこの企画、すごく良いですね。(40-50代女性)

●宮廷舞踊の美しさは目が離せません。美しい! バレエや日本舞踊とは違う様式美に感動しました。(60-80代女性)

●ワヤンを影とオモテから座ったままで見られて贅沢で楽しかったです。いつもオモテから見るので、影の良さをあらためて知りました。(60-80代女性)

●本当に素晴らしかった。泣きそうになりました。(20-30代男性)

●音も衣装も人形芝居も素晴らしかったです。身を乗り出しました。(40-50代女性)

●20年近く前にジャワ島に家族で旅行して見聞きしたガムランとワヤン、大変懐かしく思い出しました。ナシゴレンやミーゴレン、ドリアン、食べたくなりました。(60-80代男性)


【6月29日(土) 昼の部】


●心から沁みました! 短い時間でジャワ旅行をした気分になります。(40-50代女性)

●素晴らしい芸能。とても親しみやすく楽しかった。会場も良い。なかなか貴重な機会。また観たいです。(40-50代女性)

●楽しかったです。関西弁のワヤンは初めてでしたが、コミカルで迫力がありました。変な政見放送流すより、ワヤン流したほうがいいのではと思いました。(40-50代女性)

●インドネシアの幼稚園で影絵を見たことがあり、当時の空気感などを思い出しました。素敵な演奏、楽しい劇をありがとうございました! (40-50代女性)

●動物人形芝居、とても面白かった! 音とセリフと人形の動き、息がぴったりで素晴らしかった。(40-50代女性)

●ずっと見たかったワヤンを見ることができて、とても嬉しかったし楽しかったです。素敵な演奏でした。(10代女性)

●初めて見ましたが、とても面白かったです。特に人形劇の人形の動かし方がとてもお上手で見入ってしまいました。また見たいです。(10代女性)

●演じる人との距離が近く、幸せな時間でした。(60-80代女性)

●とても楽しかったです。ジョグジャでワヤンを見た時は、観客が大盛り上がりだったのに内容がよくわからず、悲しい気持ちになりましたが、今回はしっかりのめりこみました。(60-80代女性)

●今回もたいへん楽しかったです。子どもたちが目を輝かせて見入っていました。こうした生の人間味のある芸能がちゃんと残っていってほしいです。(60代女性)

●3年前、インドネシア人技能実習生への日本語指導が縁で、インドネシアに興味を持ち始めました。多民族国家で、今回はジャワですが、他にもいろいろなことを学びたいと思います。ガムランの音色も女性陣の歌唱もとても心地よく、うたたねをしてしまいましたが、ガムランの音色はクセになりそう。(40-50代)


【6月29日(土)夜の部】


●影絵に使う人形がカラフルであるのを知りませんでした。すべて繊細に作り込まれていることに感銘を受けました。(40-50代)

●会場との一体感があってとても楽しめました。(40-50代)

●肉声、肉体、生演奏、電気を介さない舞台は心地よさを感じます。声と音とで場面や感情を豊かに表現。複数の楽器を扱うことは一般的なのでしょうか、器用だと思いました。

●ワヤン・カンチルは初めて観たので面白かったです。子どもたちが好きそう。いろいろな出し物が楽しい。(40-50代女性)

●英雄のフォルムがずんぐりで、悪者のほうがイケメンなのが面白かった。カンチルかわいい! (40-50代)

●とっても楽しかった。盛りだくさんで、おもちゃ箱をひっくり返したみたいにワクワクしました。夢中で見て、あっという間に時間が経ちました。(40-50代女性)

●バリでガムランを見て以来、特に影絵芝居を観たいと思って30年たってしまいました。人形とガムランが織りなす世界はもはやスペースオペラ。感動しました。(60-80代)

●構成がとても良かったです。ワヤン・カンチル初めて見ましたが、とても面白く興味深かったです。日本の子どもたちにも見せたいですね。(60-80代女性)

●楽しかった。ワヤンを日本語で見ることができて嬉しいです。ちょっと解説も入って分かりやすかったです。(40-50代男性)

●舞踊の動きや衣装のきらびやかさ、楽器の絡み方やトーンのこもった音色、人形の細かい作りや気持のこもった動きに、現地の空気と文化を感じられて良かったです。(20-30代男性)

●世界史の資料集でワヤンの人形を見てから、10年くらいずっとワヤンが気になっていました。人形があんな鮮やかだとは思っていなかったのでびっくり。楽器のスタンド(?)など、見えないようなところも全部きれいで素敵なところに、ふしぎな美学を感じます。

●ナナンさんのカンチル、見れてよかったです。人形が生きているようで夢中になって見ました。「ムジカーザでガムラン」は毎度毎度工夫があってすごく楽しい。いつも心待ちにしています。ブログを事前に読めたのもよかった。(20-30代女性)

●たいへん楽しかった。ワヤンの中に人間や動物、神様の中に潜む善や悪が表現されているようで、ワヤンのスクリーンにこの世界が映し出されているようでした。

フライヤー オモテ面 デザイン/折原カズヒロ

フライヤー ウラ面

出演者とスタッフ


●出演

ハナジョス(大阪)

 ローフィット・イブラヒム 演奏・人形操作

 佐々木宏実 演奏・歌

マギカマメジカ(大阪)

 ナナン・アナント・ウィチャクソノ 演奏・人形操作

 西田有里 演奏・歌

スミリール(東京)

 スミヤント 演奏・歌

 根津亜矢子 舞踊


●司会、プログラム・ホームページ作成

中村伸、中村深樹


●協力

吉上恭太、吉上智子、早川純子、松阪明律、山科勝司

飯田茂樹、大森愛子、渡部伽耶子[NPO法人JIBECA]

重永文恵 [ぶんぶん堂=インドネシア雑貨]

 

●写真撮影

武藤奈緒美

 

●フライヤー・デザイン

折原カズヒロ