拉致事件の真実

安倍氏から褒美を貰っていたマスコミ

【この事件の背後にあるもの】

当時この事件で他局より時間をかけて報道していたのが日本テレビとテレビ朝日です。

この2局、2児拉致事件で騒いだ直後に当時の首相安倍晋三氏と特別な結びつきができているのです。

日テレに関してはこの事件の騒動中に安倍氏の単独インタビューが行われていました。

このインタビューの様子が凄く不自然で、安倍氏自身が拉致事件に対して積極的に取り組んでいてその拉致事件一色になっていた最中に場違いな不陰気の緊張感のないインタビューだったのです。

しかも拉致事件に関してもそれほど具体的なことは発言しておらず、当時の状況にはそぐわないインタビューでした。

そしてそもそもなぜこの時期に日テレ1局だけのインタビューなど行う必要性があったのか、それも不自然です。


そしてテレ朝に関しては事件報道のすぐ後に行われた参議院選挙で安倍氏と結びつきがてきています。

当事、テレ朝の丸川珠代元アナウンサーが自民党公認で出馬して当選していますが、丸川さんのウィキペディアにはこうあります。

テレビ朝日の討論番組朝まで生テレビ!を製作している際に、政治の最前線で信念を貫く人々を見たり、少子高齢化や社会保障改革の先行きに、本当にこれでいいのかという疑問が大きくなっていったという。その中で、当時内閣官房副長官だった安倍晋三と少数のメディア関係者との勉強会に参加するようになり、北朝鮮による日本人拉致問題やミサイル発射、不良債権処理や外交問題などを通じて、安倍晋三への傾倒を深め、政治の道に飛び込んだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B7%9D%E7%8F%A0%E4%BB%A3

また当時のサンデー毎日には「参院選 自民・民主の女子アナ大争奪戦--安倍首相の一押しはテレ朝丸川珠代!?」

というタイトルの記事があったりします。

http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I8721367-00?ar=4e1f

当時テレ朝は丸川元アナを通じて安倍氏とのつながりがあったわけです。

ということでこの当時安倍氏との親密な関係があった2局が渡辺事件を他局よりも積極的に多く報道していたということになります。

そしてその後他局にもいいことが起きています。

例えば時期的には若干ずれていますが同じ07年の11月にフジテレビがFNNのスクープと題してこのような報道がありました。

http://www.afpbb.com/articles/-/2311231

これらは間違いなくマスコミは当時総理だった安倍氏からの褒美欲しさに2児拉致事件を取り上げたということです
そしてこの安倍氏とマスコミの間を取り持ったのは拉致事件を造りたかった警察です
安倍氏は小泉政権時代に官房長官を務めていてその頃から拉致事件において警察との関係は親密だったはずです

そしていよいよその安倍氏が首相に就任して自ら拉致を最優先課題として国民からの評価を集めたかったのでしょう

警察にそそのかされマスコミに褒美をあげ警察が提示した渡辺秀子2児拉致事件を取り上げさせた

というのが現実だと思います


しかしマスコミも褒美に飛びついて報道したはいいもののこの事件に関しては疑っていたと思われます
事件当時の「朝まで生テレビ」を見ていたところ、マスコミ関係者はこの2児事件をはじめ拉致事件に対してかなり警察の対応に関して不審感をいだいている様子でした。放送の内容からすればこの番組だけでなく恐らくマスコミ全体がそう思っていたのではないでしょうか。

※朝まで生テレビは2児事件を取り上げた同じテレ朝なので「同じ局内なのに報道が矛盾しているじゃないか」と思われるかもしれませんが、以前のマスコミはテロニュースを報道するかたわらで9・11同時多発テロの陰謀説を報道したり、明らかに現在とは違う状況にありました。

そしてその後安倍首相は07年9月25日辞職しましたが、当時マスコミは辞職の少し前から安倍氏に対して猛批判をはじめマスコミが安倍を辞任に追い込んだような形になっていました。

しかしそんなマスコミは12年に再び総理に就任した時は手のひらを返したように安倍氏を持ち上げたのです。

マスコミの手のひら返しはよくあることですが、単なる手のひら返しでは済まないことがあります。

それがアベノミクスです。

マスコミはなにかにつけて「アベノミスク」を持ち出して景気が良くなっているかのような報道を繰り返していました。

しかしみなさんの中で現在景気が良くなっていると実感している方はおそらく一人もいないのではないでしょうか。

どこが良くなっているのかさっぱりわからない状況です。

なのにマスコミはアベノミクスを連発していました。

それともう一つ原発問題に関する不自然なマスコミの対応があります。

東日本大震災後の民主党政権に対しては原発問題の対応に関してこれでもかと批判を繰り返していましたが、日本に原発を推進してきたのは自民党政権下での話です。

なので本来なら自民党政権になってからこの原発問題で自民党を追求、批判するはずのマスコミが一切それらを行っていません。

さらに特定秘密保護や安保法改正と国民にとって脅威となる法律が成立しても、マスコミが集計する安倍政権の支持率は常に高いまま。

このようにマスコミが自民党に対して不自然で気持ち悪いくらい甘い報道を繰り返しています。(という告発を繰り返していたら最近になって急に安倍氏の周囲での不祥事報道が多発するようになった)