パソコンでIPA(国際音声記号)を入力する方法

入力の方法

  1. IPAが書かれているウェブページ(例えば、Wikipediaの「国際音声記号」のページ、あるいは、UCLのこのページなど)から該当の記号をコピー&ペーストする。

  2. Microsoft Wordで記号を挿入:挿入→記号と特殊文字。IPAの記号の多くは「IPA拡張」というところに入っています。いくつかの記号は、ラテン文字やギリシャ文字と同じなので、「ラテン1補助」「ラテン拡張A」「ラテン拡張B」「ギリシャおよびコプト」に入っています。(ただし、名古屋大学で契約している Office 365 for Education の中の Word では、機能が限定されており、記号と特殊文字の挿入により入力できる記号は限られています。[2020年5月現在])

  3. ユニコードから入力:次のページが参考になります:ブログやワード・エクセルなどに発音記号を入力・表示させる方法

  4. 国際音声記号(IPA)キーボード国際音声記号(IPA)キーボードUUSI(「駅名標あつめ。」)を利用する。

フォント

Microsoft WordなどでIPAを用いるとき、どのフォントを使うかによっても見栄えがずいぶん変わってきます。MS明朝などの日本語用のフォントはおすすめしません。Times New Romanなどの一般的な英字フォントがおすすめです。以前はIPAのごく一部にしか対応していないフォントが多かったのですが、最近では多くの英字フォントがIPAに対応するようになっています。

以下も参考になります。

IPA Fonts (International Phonetic Association): https://www.internationalphoneticassociation.org/content/ipa-fonts

The International Phonetic Alphabet in Unicode (UCL): https://www.phon.ucl.ac.uk/home/wells/ipa-unicode.htm

TeXでIPAを使う場合は、TIPAのパッケージを用いるのが一般的です。

TeX WikiのTIPA解説ページ: https://texwiki.texjp.org/?TIPA