八木橋ゼミの主な活動
質問:何をやるゼミ?
回答:大まかにいって2年生は研究の基礎の習得および将来のキャリア準備の期間、3年生は経済学の専門分野の知識の習得・研究の実施、4年生は卒論執筆となります。分野はマクロ経済学、ミクロ経済学を幅広くカバーします。対外的(例えば就活ES用)には理論経済学のゼミとしてアピールしていただいて構いませんが、実際に全体ゼミの時間中に数式を使った理論そのものを取り上げることはありません
質問:先生の専門はなんですか?
私の専門領域はマクロ経済学・国際マクロ経済学ですが、これまでの研究業績をみていただいてもわかるように、ミクロ・医療・労働に関する著書も多く、かなり幅広くやっています。最近は夫婦間の家事・育児分担などを研究対象とする「家族の経済学」に強い関心を持っています。
質問:国際マクロ経済学って?
回答:マクロ経済学の教科書でいうと「開放」経済という章でカバーするものです。マクロ経済学に違う国の存在を加えたものと考えると良いと思います。教員は過去に国際的な景気連関の研究をしていました(アメリカがくしゃみをすると日本が風邪ひく、みたいな話です)。余談ですがかつて都銀に勤務していた時は外国為替課というところで貿易・為替関係の仕事を主にしていました。
質問:関心のあるトピックが先生ご自身の専門と違っても大丈夫ですか?
回答:全く問題ないです。ただ、卒論を書く方は私の専門にある程度近いトピックを選ぶとより的確なアドバイスを差し上げられるので若干得はすると思います。特定の卒論テーマが念頭にあるのであれば個別に相談にのりますので、応募前にご相談ください。
質問:募集ポスターに書いてある以外のトピックに興味があるのですが、応募できますか?
回答:はい、興味の対象が経済学の範疇にあれば大丈夫です。ただゼミ内に同分野に関心のある人が少ないと3年次の「サブゼミ」(後述)のテーマがご自身の興味・関心とマッチしない可能性があります。心配な方は事前にご相談ください
質問:サブゼミってなんですか?
学生主体に少人数(3〜6人)で自主研究・図書輪読を行う活動です。4・5限あるゼミ時間のうちの5限を主に使います。3年生は2年の最後で行われるヒアリングをもとに自分の興味のある経済学の分野に関連したサブゼミを選びます(春は自主研究、秋は輪読)。2年生は3年が主催するサブゼミに参加するか、興味のあるトピック(経済学に限らず)についてのサブゼミを自主開催することができます(インゼミがある学期ではその準備に5限を当てるケースが多いです)。過去2年間に開催されたサブゼミには以下のようなものがあります:マクロ経済学(日本語・英語)、ミクロ経済学(英語)、行動経済学、開発経済学、イノベーション、ゲーム理論、計量経済学、金融政策、国際マクロ経済学、教育経済学、スポーツ経済学、株式投資ゲーム、Matlab入門)。
質問:八木橋ゼミは個人的な研究が主でプレゼンテーションは従といった感じですか?
回答:基本的に自分(達)の調査・研究がゼミ活動における軸となりますが、その成果は必ずプレゼンを通じてゼミ員に共有していただくので結果的にプレゼン力はつくと思います。また他の人のプレゼンに対して評価することや自身の意見を述べることもプレゼンと同程度に重視しています。
質問:単位数は?
回答:2・3年生は通年で8単位です。4年生は通年で4単位です
質問:出席必須のゼミ行事は?
まず2・3年次共通のものとしては本ゼミ(毎週4限)への参加以外に①「フィールドワーク(日帰り)」(通常春学期に一回、日時はグループごとに決定できる)、②「OB/OG会」(毎年11月〜12月の週末に実施)、への参加があります。
2年次の学生に特有のものとしては、①学生研究報告大会・プレゼン大会(オーディエンスとしての参加で良い、毎年秋学期の金曜か土曜に実施)、②新入生歓迎会(毎年2月〜3月に実施)、③春サブゼミ(自由研究、春学期の5限に実施)への参加があります
3年次の学生に特有のものとしては、①春サブゼミ、②秋サブゼミ(教科書の輪読、秋学期の5限に実施)、③謝恩会(卒業式と同日に実施、通常は3月24日)への参加があります。
4年次になると基本的に本ゼミには参加しません。参加必須のものとしては、①秋サブゼミ(オーディエンスとしての参加で良い)、②卒論の中間発表会(9月上旬に実施)、③謝恩会があります
なお主に長期休暇中に実施する合宿や各種打ち上げへの参加については基本任意参加です。
質問:ゲーム理論は使いますか?
回答:同理論を全体活動において特段扱うということは予定していませんのでゲーム理論そのものをやりたいということであればそれに特化したゼミをお勧めします。少し迷っているのであれば、私のゼミに属しながらゲーム理論の基礎となるクラス(経済数学・ミクロ経済学など)を2年次に履修した上で、3年次に転ゼミすることも考えられます。昨年度はゼミ員でゲーム理論に興味のある人が一定数いたため3年次にゲーム理論のサブゼミが開講されました。教員はゲーム理論の専門家ではありませんが、個人的には非常に重要な経済学の分野であると感じています。