ACアダプタが熱くなるけど大丈夫か?という質問を時々いただきます。
結論としては、「大丈夫」です。
手で触れて温かい程度の熱は問題ありません。
ACアダプタは普通、発熱します
万一異常発熱する場合には自動停止する機能があります
ACアダプタの主な機能は以下2点です。
変換 交流⇒直流
変圧 100v⇒10v前後
ACアダプタは電気を変換変圧する装置です。
使用上の注意
ACアダプタは自然放熱させる必要があるので、布や紙でくるんだり、箱に入れた状態で使用しないでください。むき出しのままで使ってください。過保護にせずゴロっと転がしておく程度が適切です。
蛇足
実は、なにかに電気が通る時、必ず熱が出ます。だからACアダプタも温かくなります。
変換変圧の装置をパソコン内部に置く場合、風を当てるなどの冷却装置が必要になります。
ACアダプタはむき出しで外気に直接触れるので、冷却装置が不要で設計製造が簡略化できます。
また、節電にもなります。
自然放熱できるACアダプタは経済的な電流の変換変圧装置なのです。
過去には、ACアダプタが発火の可能性があるという不具合でリコールになったことが何度かあります。その場合でも火災に至るような事例は聞いていません。可能性の段階で回収交換されています。リコールとなると数十万個から数千万個のACアダプタの回収交換を行うことになり、メーカーは巨額の損失を出します。今ではメーカーは巨額損失を出さないためには欠陥製品を出さない事が大切だということを十分に認識しています。大手メーカーのパソコンに付属のACアダプタは信頼してよいと考えます。
ということで、温かくても気にせずに、ACアダプタはその辺にゴロリと転がしてご使用ください。
2013.09.04