投稿日:2026/07/20
開催日時 2026年2月15日(日)14:00~17:00(開場13:30)
開催場所 沖縄県立芸術大学芸術文化研究所3F小講堂
参加人数 27名
(総評)今回の研究発表会は首里劇場をテーマにした発表と上映にくわえ、イェール大学のアーロン・ジェロー教授による講演がおこなわれた。前回にも増して参加者数が多かったことは、琉球新報による告知記事の効果だろうか。研究発表会開催後にも、琉球新報は報告記事を掲載したため、そちらも参照されたい。沖縄映画研究会が刊行した2冊目の書籍『千葉真一、南へ――アクション映画魂と沖縄・台湾』(七月社)のいち早い物販も好調だった。
14:00 開会の挨拶 鈴木耕太(沖縄県立芸術大学)
会場校世話役の鈴木会員がうちなーぐちで開会の挨拶をおこなった。
14:05 【研究発表】鈴木耕太「公民館から劇場へ――終戦直後の沖縄における劇場史、首里劇場を例に」
ひきつづき、首里劇場が1950年に開館する以前の、首里公民館時代の役割について鈴木会員が報告した。戦後の早い時期には劇場としての機能をもった建物として建設されており、琉球芸能の公演などが催されていたことが当時の資料にもとづいてあきらかにされた。
14:45 【上映+トーク】『首里劇場ノスタルヂア』(平良竜次監督、2022年)
鈴木会員の発表に関連させ、閉館後の首里劇場で撮影されたドキュメンタリー映画『首里劇場ノスタルヂア』(2022年)を上映した。上映後は、平良竜次監督(シネマラボ突貫小僧代表)が映画の制作背景や映画監督としてのキャリアについて、藤城孝輔会員を聞き手に語った。平良会員と同じく首里劇場を題材に映画を制作した映画監督をはじめ、参加者との活発な討議がくり広げられた。
15:50 【講演】アーロン・ジェロー(イェール大学)「沖縄の表象と映画形式の問題」
ジェロー氏による講演では、映画が沖縄を表象するひとつの方法として、崔洋一や北野武、青山真治らの作品にみられる距離を置いた撮影技法が論じられた。ステレオタイプ的な沖縄表象とは異なる沖縄へのアプローチとしての意義が示され、映画研究者にとどまらず数多くの聴き手から質問が相次いだ。
16:50 会員報告
16:55 閉会の挨拶 世良利和(沖縄映画研究会代表)
会員報告ののち、世良代表の挨拶により、会は幕を閉じた。