mathematics

数学書「オイラーの贈物(吉田武 著)」東海大学出版会

私の高校から大学までの数学が書かれている本である。

書かれてないのは群論だけである。

群論は修士時代に授業を受けたが実際に使った事はなかった。

名古屋にいた頃丸善で物理数学の本棚に群論があったので

今はもしかしたら大学で群論も勉強しているかもしれない。

だけど、参考書のみで中学生や高校生で読めれる数学の本が極めて少ない。

ガロアとかドイツの数学者のように数学は自分だけで本読んで勉強出来る分野なので

多分ドイツには中学生や高校生で読むたくさんの数学の本があるのではないかと

思ってインターネットで調べても見つからない。

ともかく、「オイラーの贈物(吉田武 著)」は結構欲張った本である。

こんな本がたくさん出版されれば世の中は安泰である。

私はやりたい事が一杯あっていつ読む事になるかわからないけど

いい復習になればいいなあと思っている。

//追記

どうやらオイラー自身の原著があるらしい。

リニューアルのようだがいい本である。

//2011/04/28

「数学の歴史」(著)加藤文元

著者の言う「見る」という感性と直感が

我々人間にはどこまで通じるのか考えさせられた。

私は数学そのものの感性や直感はないと思うが

物理的なまたは社会の経験的な感性と直感を養ってきた。

だから現実を見つめる感性と直感がある人ない人では

自然の摂理のようにトンチンカンのまま

勉強が出来てもどこまでもハードルの高い差が生まれる。

だから人間の感性と直感について

我々人間はどこまで信用して良いのか疑問に思った。

我々の感性と直感が十人十色だとしても

自然と現実は一つという事の方が比較的多い。

十人十色どころか世の中結構厳しい。そう私には見えるのである。

//2011/04/28