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除籍・改製原戸籍に記載されている族称等の処理について

除籍・改製原戸籍に記載されている族称等の処理について(依命通知)

地方法務局 戸籍課長 発
市町村長 御中

 標記の件については、当局長から通達されましたが、この塗抹(ぬりつぶし)については白色塗料(ガンヂーミスノン等)を用い別紙要領によつて処理してください。

 なお塗抹してない除籍、改製原戸籍等について謄抄本の交付請求があつた場合は、族称、庶子、私生子などのほか謄写してはならない事項(末記参照事項)につき十分留意し、遺憾の内容に特段のご配意をお願いします。

(参照)

謄抄本に謄写してはならない事項

  1. 刑務所で出生または死亡した者の、出生、死亡の記載事項中刑務所の名称および届出人又は報告者の官職名(大正15年11月26日 民事第8120号)
  2. 族称の文字の記載(昭和22年4月16日 民事甲第317号10)
  3. 「私生子」「庶子」の文字は額書欄は「子」、父母との続柄は「男(女)」と引き直して記載する。(昭和17年2月18日)
  4. 自殺者など変死を察知されるような記載
  5. 父母欄の「不詳」「不明」の記載
  6. 棄児の戸籍の「棄児」の文字および出生年月日欄の「推定」の文字
  7. 前科などに関する事項

族称、庶子、私生子などの記載の塗抹要領

1.族称、族称の不動文字、罫線の塗抹方法

 後 
 平民 ※空白 
 士族※空白 
 華族※空白 
 明治○年○月○日某郡某町○番地平民甲野一郎二女入籍す明治○年○月○日某郡某町○番地平民甲野一郎二女入籍す
 明治○年○月○日士族に編入せらる○月○日届出同日受付※空白 
 明治○年○月○日某郡某町○番地華族正二位乙野次郎長女入籍す明治○年○月○日某郡某町○番地華族正二位乙野次郎長女入籍す
 明治○年○月○日華族に列せらる○月○日届け出同日受付※空白 
某郡某町○番地戸主平民丙野三郎二男分家に鳥戸主となる明治○年○月○日届け出同日受付某郡某町○番地戸主平民丙野三郎二男分家に鳥戸主となる明治○年○月○日届け出同日受付

2.庶子、私生子の塗抹方法

 後 
 庶子男
 庶子女
 私生子男
 私生子女
 亡甲野一郎庶子男甲野一郎 子 
 亡甲野花子私生子女甲野花子 子
  
  

参考説明

前記の例を要約すれば次の通りである。
  • 父母との続柄は「男」「女」の文字を残して塗抹する。
    なお、すでに父母婚姻により「長男」「長女」などと訂正されている場合は、「長男」「長女」の文字を残して全部塗抹する。
  • 事項欄中、出生事項の「庶子」「私生子」の文字は全部塗抹するが、それ以外の身分事項、戸主との続柄欄、前戸主との続柄欄、家族との続柄欄は「子」の文字を残して塗抹する。
本例は塗抹事項を全部上げたものではないので、事項欄のその他のものは本例にならって塗抹すること。
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