杖道用語辞典 その他
La Canne(ラキャン・ラカン)
フランスの杖術。ステッキ程度の杖を用いる。フランスボクシング、パリっ子相撲と並び、フランスの総合格闘技であるサバット(サファーデ)の下位概念としてまとめられることもある。クォータースタッフ同様、現代に復元されたものとも言う。
Nguni stick fighting(ングニスティックファイティング・ングニ棒術)
アフリカ南部に住む、ングニ民族の棒術。左手に「インヅク」という小ぶりの棒と盾、右手に「ウブホコ」という長い棒を持って戦うという。
quarter staff(クォータースタッフ)
イギリスの杖術・棒術。身長程度の長さの杖を用いる。伝説では、ロビンフッドの相棒である、タック和尚が得意とする武術とされる。一説には、中世以来のクォータースタッフは絶え、現代に復元されたとも言う。
Silat(シラット)
カリ・シラットとも称される。杖術・棒術を含む、東南アジアの伝統武術。東南アジアでは、ベトナムの「越武道」(ヴィエ・ボ・ダオ)を含め、堅い木材ではなく、つる植物のような柔軟な棒・杖を用いる武術が見られる。
棍术(クンシュー・こんじゅつ)
中国武術のうち、棒を用いる武術の総称。