杖道用語辞典 せ

せいがん(正眼)

全剣連制定杖道形十本目。間合いに入り打太刀が抜刀しようとする時に、機先を制して水月を打ち、抜刀した瞬間に逆手突きし、さらに水月を打つ技。

せん(先)

相手の機先を制すること。以下3つの先がある。

    1. 先先の先。相手の構えに対して、自分から先んじて機先を制すること。懸かりの先とも言う。

    2. 先の先。相手が打突してくる時、その打突が決まらない前に、逆に自分から先に技を施して決めること。対の先とも言う。

    3. 後の先。相手が打突してきた技に応じて、凌ぎ、払い、打ち落としなどして、相手の気勢がひるみ、衰えるところを機敏に打突すること。待(まち)の先とも言う。