LensPolish

パラメータ，加工条件が画面上で入力可能に!!

レンズ研磨シミュレーションプログラムは，オスカー式研磨機を用いて研磨される工具を上皿，下皿を下皿として研磨するさいのポリシング過程をシミュレーションするプログラムです．

   以前のプログラムに比較し，全てのパラメータや初期形状を，画面を見つつ入力し，次へ・コマンドボタンをクリックすることで，最終計算結果が得られるように改良しました．

下皿が加工され，上皿が摩耗してゆく過程は，Prestonの基礎理論式［加工量や摩耗量が，上皿・下皿間に作用する圧力と相対速度と加工時間の積に比例する］に基づいて，以下の仮定のもとで計算されます．

　(1) 下皿(試料)は剛体．

　(2) 下皿(試料)は円形であり，上皿(工具)は円形，もしくは環状．

　(3) 圧力と上皿変形量は比例関係．

　(4) 上皿(工具)運動は下皿(試料)中心を通過するてこ・クランク機構によるオスカー式運動．

　その特長は，以下に示すとおりです．

　(1) 上皿(工具)の減耗を考慮．

　(2) 下皿(試料)と上皿(工具)が非接触状態となり圧力がゼロになった場合にも対応．

　(3) 下皿(試料)，上皿(工具)の回転速度は任意，もしくは連れ回り状態となる従動回転．

　(4) 加工中の相対速度分布や圧力分布が画面に表示され，それらをハードコピー

　　　することも可能で，下皿(試料)や上皿(工具)が摩耗してゆく様子を見ることができます．

   (5) 下皿全面で加工量を均一に，もしくは高平坦度を得るために最適な揺動速度を計算可能(体験版は不可)．

熟練技能者・技術者が現場から減りつつある現在、研磨条件の選択や新たな研磨機の製作において、この研磨シミュレ－ションソフトを使えば，条件出しの実験を省くことが可能になります．このソフトが必ずや皆様のお役に立つものと考えております。

装置選択，てこ・リンク寸法・回転速度入力画面

上皿・下皿形状入力，圧力分布・形状計算画面