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研削形状シミュレーションプログラム(GPSP)は,縦型平面研削盤を用いて,上図に示すように砥石を傾斜させてインフィード研削する場合において,砥石傾斜に依存する試料の研削形状の変化過程をシミュレートするプログラムです.

試料が研削されてゆく過程は,分割座標点毎に以下の仮定のもとで計算され,試料形状として表示されます.

(1) 砥石は摩耗しない.

(2) 試料への実質切込量は,砥石切込量と砥石逃げ量の差に依存する.

(3) 砥石逃げ量は砥石の傾斜量あるいは垂直研削抵抗に依存する.

(4) 砥粒は剛体とする.

(5) 試料は剛体とする.

(6) 試料中心位置に砥石最外周端がセットされ,この点に全垂直研削抵抗が負荷される.

(7) 中心接触幅は試料中心から振り分けた砥石の接触幅で定義される.

 

その特長は,以下に記述するとおりです.

(1) 砥石の外半径,中心接触幅,砥石幅,試料半径,砥石・試料位置,砥石傾斜量は任意.

(2) 切込量/回,切込み回数は任意.

(3) チャック傾斜は任意

(4) 試料,砥石形状を半径の関数として入力できる

(5) 試料形状を三次元図で格子線描画可能.

(6) 研削に伴う試料形状の変化過程を表示できる

(7) コラム位置は試料・砥石の並びに対し平行・垂直のいずれにも対応できる.