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パラメータ,加工条件が画面上で入力可能に!!

修正リング型揺動研磨シミュレーションプログラムは,修正リングを搭載した揺動研磨機を用いて,右上図に示す15種類の研磨方式に対して環状のポリシング工具上に置かれた試料や修正リングの平面度や形状変化を求めることができます.工具回転や試料回転のほか、工具半径より小さい円形もしくは環状試料,あるいは修正リングを,円弧,もしくは直線揺動させて,ポリシング過程をシミュレートし,加工量や平坦度を計算するプログラムです.

    以前のプログラムに比較し,全てのパラメータや初期形状を,画面を見つつ入力し,次へ・コマンドボタンをクリックすることで,最終計算結果が得られるように改良しました.

 試料と修正リングが加工され,工具が摩耗してゆく過程は複雑です.工具、試料、修正リング回転速度,研磨圧力等を自由に変えることができます.試料,修正リングが加工され,工具が摩耗してゆく過程は,座標点毎にPrestonの基礎理論式に則り,試料,修正リングと工具間の相対速度,圧力,研磨時間の積に比例することを基本に,以下の仮定の下で計算されています.

試料,修正リングの各点が描く軌跡上の相対速度,試料面,修正リング面と工具面形状からすきま理論を基にして圧力を計算し,これらを積算して試料・修正リング・工具半径毎に平均化して形状が計算されます.


 (1) 試料、修正リングは剛体.

 (2) 試料,修正リング,工具は円形もしくは環状.

 (3) 圧力とポリシングパッド変形量は比例関係.

 

その特長は,以下に記述するとおりです.

 (1) 工具の直線,円弧揺動に対応.

 (2) 揺動速度は等速だけでなく,正弦波揺動,任意の揺動速度にも対応.

 (3) 試料・修正リング,工具の回転速度は任意.

 (4) 試料,修正リングの圧力は任意.

 (5) ポリシング中の圧力分布が画面に表示され,それらをハードコピーすることも可能で,試料・修正リングや工具が摩耗してゆく様子を見ることが可能.

 (6) 試料,修正リング,工具の形状を半径の関数として入力できるので,前加工で生じた試料,修正リング,工具の凹凸形状を平面に修正するポリシング過程もシミュレート可能.


熟練技能者・技術者が現場から減りつつある現在、研磨条件の選択や新たな研磨機の製作において、この研磨シミュレ-ションソフトを使えば,条件出しの実験を省くことが可能になります.このソフトが必ずや皆様のお役に立つものと考えております。

装置選択,揺動条件

定盤・試料・修正リング形状入力,圧力分布・形状計算画面