2000年前後にスリップリングを探したら、全然情報がなくてこまったので、その後見かけたらカタログを取寄せるようにしてました。
改めて(2012年)Webを調べてもまだ情報量が10年前とそんなに変わらないので(当然、増えてはいますが)、取扱い企業などを(私の忘備録の意味でも)並べておきます。
下記以外でもいろいろあるみたいなので、海外製品や商社が取り扱っている情報などはGoogle先生に聞いてください。ただし、国内在庫をしていない海外製品は納期が2~3か月の覚悟は必要。また、数個だと相手にされない場合もあり(※)
(※ 私は学生時代に少額取引でも気持ちよく取引してくれた企業をずっと応援し、恩返しが出来るように心がけてます)
(作成:2012年8月、更新:2013年10月)
- そもそも「スリップリング」の説明は協栄電機さんのページが分かりやすい
- Wikipedia
- 何本の線を回転させられるかを”極数”と呼ぶらしい
- 極数が増えると値段が上がる
- 小型の信号線用は、1極1万円ぐらいが相場らしい
- 本体の外装はステンレス製が多いみたい
- 「信号線/センサ用」、「電源用」などによりサイズや形状が違う
- 直径10mmぐらいの小型なもの(信号線用)から、直径数十センチの大電流用までいろいろある
- 主な形状は「ドラム型(円筒)」と、「レコード型(円盤)」がある
- さらにそれぞれ、中に線を通せる「中空型(ドーナッツ型)」、外装が無い「セパレート型」などに分かれるみたい
- ドラム型が主流みたい
- レコード型はあまり選択肢がない
- 「スリップリング」のほか、「ロータリー・コネクタ」「光ファイバー・ロータリージョイント」「ロータリーリンクコネクタ」などがある
- 「ロータリーコネクタ」は、 水銀接点で、ノイズ発生がなく、微少信号用などらしい
- 「光ファイバー・ロータリージョイント」は、光ファイバ用のスリップリングらしい
- たぶん値段はチョー高そう
- 光ファイバー・ロータリージョイントは、水中ロボットなどで使っているらしい
- 「ロータリーリンクコネクタ」は、電気信号を光通信に変換して通信実現
- その他「回転接続用コネクタ」「積層リング型コネクタ」などの名称がある
- 製造メーカー
- 10年ぐらい前から監視カメラ用をメインターゲットに、小型で安価なスリップリング製造
- レコード型で、6極/5極でそれぞれ数千円程度で、2段にすることで11極まで増設可能
- スリップリングはこの1種類(2種類)のみ
- USBなどの信号線にも対応
- 他社のスリップリングとは違い、かなり特徴的な製品
- ロボコンとかでも使えるレベル
- 製造メーカー
- Web情報少ない
- 外装を樹脂製にすることで、1極1000円ぐらいという安価な製品あり!
- 製造メーカー
- 最少直径22mm(信号線用)から、1極で100Aまで流せる電力用の大型なモノまで幅広く取り扱いあり
- Web情報量は少ない
- アメリカのサイエンティフィック社の輸入代理店らしい
- 最少直径10mm(信号線用)などあり
- 中空タイプの取り扱い多い
- Web情報量は少ない
- コネクタなどの輸入商社
- 「スリップリング」のほか、「ロータリー・コネクタ」「光ファイバー・ロータリージョイント」を取りそろえ、一部標準在庫しているらしい
- スリップリングは直径12mmから
- たぶん、一部は東京通信機材や遠藤工業あたりからも、OEM供給を受けて取り扱っている様子
- 高そうなマニアックなコネクタが豊富
- Web情報量は少ない
- 「非接触型コネクタ・Rotary Link Connector」(ロータリー・リンク・コネクタ)
- 国内メーカーで、比較的在庫豊富
- Gig bit Etherの通信にも対応
- スリップンリングが不得意とする部分をカバーする特徴的な製品
- 宇宙や軍事用などで使われているらしい
- Web情報比較的豊富
- 日本法人あり
- 1極1万円ぐらい
- たぶん遠藤工業からOEM供給っぽい
- 初めてスリップリングという存在を知ったのは、高校生の時にここのカタログ
- 1極1万円という値段に導入挫折
- 在庫はしないで、製造元から取寄せが原則だったみたい
- チューブやコネクタの会社らしい、千葉の会社
- ロータリーコネクタは「米国 メルコタック社」の代理店らしい