著者 ダグラス・マレー
4.2 5つ星のうち 42 カスタマーレビュー
ダウンロード西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム無料PDFダグラス・マレー - 内容紹介 英国で10万部超、世界23ヵ国で翻訳、英国のアマゾンレビュー700件超!「サンデー・タイムズ」紙のナンバーワンブック、「イブニング・スタンダード」紙のブックオブザイヤーに輝いたベストセラー!英国で数々の賞を受賞した若きジャーナリストが欧州の移民問題を徹底ルポ。移民受け入れをめぐる「罪悪感」と「疲れ」がもたらした欧州リベラリズムの死に方を克明に描く。中野剛志氏絶賛!「本書の著者マレーに匹敵するような優れた書き手が、残念ながら日本にはいない。われわれ日本人は、本書を日本のとして読み換えなければならなくなった」【内容紹介】出生率の低下、移民問題、増幅する社会への不信感、自己嫌悪感など、今日の欧州大陸を覆う閉塞感は、人々が自身の社会について議論したり社会変化に対抗する力を弱体化させ、欧州は自壊への道を進んでいる。著者は、シリア難民や移民問題をめぐって、ベルリンからパリ、ギリシャなど欧州を横断し、難民、歓迎側、拒否側など、様々な立場の人々を取材しながら、独自の視点で、今日の欧州が自らを追い詰めていく人口的・政治的現実を分析。欧州各国がどのように外国人労働者や移民を受け入れ始め、そこから抜け出せなくなったのか。マスコミや評論家、政治家などのエリートの世界で、移民受け入れへの懸念の表明がどのようにしてタブー視されるように至ったのか。エリートたちは、どのような論法で、一般庶民から生じる大規模な移民政策への疑問や懸念を脇にそらしてきたのか。欧州が前提としてきた「人権、法の支配、言論の自由」をコアとする啓蒙主義以降の西洋近代が潰えていく様を描く。 内容(「BOOK」データベースより) 欧州リベラリズムの死に方。気鋭のジャーナリストが、今まで誰も書けなかったタブーに挑んだ大問題作。英国『サンデー・タイムズ』紙のナンバーワンブック、『イブニング・スタンダード』紙のブックオブザイヤー。 著者について ダグラス・マレージャーナリスト1979年生まれ、新進気鋭の英国人ジャーナリスト。英国の代表的な雑誌の一つ『スペクテーター』のアソシエート・エディター。『サンデー・タイムズ』紙や『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙へも寄稿多数。英国議会や欧州議会、ホワイトハウスでも講演を行った実績がある。ツイッターのフォロワー数は15万人を超える。本書は英国で10万部を超えるベストセラーとなり、世界23カ国で翻訳。『サンデー・タイムズ』紙のナンバーワンブック、『イブニング・スタンダード』紙のブックオブザイヤーにも選ばれた。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) マレー,ダグラス 1979年生まれ、新進気鋭の英国人ジャーナリスト。英国の代表的な雑誌の一つ『スペクテーター』のアソシエート・エディター。『サンデー・タイムズ』紙や『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙へも寄稿多数。英国議会や欧州議会、ホワイトハウスでも講演を行った実績がある。『西洋の自死―移民・アイデンティティ・イスラム』は英国で10万部を超えるベストセラーとなり、世界23カ国で翻訳。『サンデー・タイムズ』紙のナンバーワンブック、『イブニング・スタンダード』紙のブックオブザイヤーにも選ばれた 中野/剛志 1971年、神奈川県生まれ。評論家。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。主な著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』『世界を戦争に導くグローバリズム』(ともに集英社新書)、『国力論』(以文社)、『真説・企業論』(講談社現代新書)、『保守とは何だろうか』(NHK出版新書)、『官僚の反逆』『日本の没落』(ともに幻冬舎新書)、『富国と強兵 地政経済学序説』(東洋経済新報社)などがある 町田/敦夫 翻訳家。映像メディアの翻訳も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
以下は、西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムで最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 数年前からEU圏内で「難民」問題が顕在化してきたが、実はそれより前から水面下では酷いことになった居たようだ。○未成年女性を性的暴行、性的搾取するアジア系イスラム教徒中には児童婚的な外形をもった性的暴行や搾取があるアジア系イスラム教徒のお国ではごく普通のことのようだが…。○人身売買をするアジア系イスラム教徒○働かずに社会福祉に寄生する難民、しかも難民の再生産が物凄いスピードで進み、且つ難民も高齢化し保健医療予算が増大してしまった「難民問題」では、刑事事件が起きても時の政権やメディア、NGOなどが事の本質を見過ごし、メディアに容疑者の人種や宗派などを非公開にするよう指導したり、メディアは自主規制したり、とにかく事態がここまで酷くなって後戻り出来ない状態になっている様だ。著者はそれを「自死」として表現した。本書は「難民問題」を歯に衣着せない筆致で論じており、ある種溜飲が下がる思いがする。日本の有権者は、日本がEU圏内で起きた事を周回遅れで経験する可能性が高いが、まだ「移民問題」を正しく議論し、都度制度を改めることも可能だ。本書に依れば、EU圏内では「難民」問題を論じると「排外主義者」とか「人種差別主義者」とかレッテルを貼る風潮が強く「難民問題」の議論が出来なかったらしい。孫子の代にツケを回さない日本になって欲しいし、それを望みたい。 以前からその存在は、中野剛志さんの『日本の没落』などで知っていましたが、ついにダグラス・マレーの『西洋の自死』の邦訳が出ました。 誇張でも何でもなく、現代日本の必読書でしょう。学生などには値段が高めに感じられる価格設定ですが、重要なので是非とも読んでみてください。現代日本の出入国管理法改正案は、実質的な移民法です。移民問題について、賛成するにしろ反対するにせよ、本書の論点は避けては通れません。特に、移民に賛成する側には、本書にみられる懸念に対する回答義務があると思われます。最低限の知的誠実性があるのなら、ですが。 本書に示される欧州の現実は、衝撃的なものです。人種差別主義者のレッテルをおそれて、レイプが隠蔽されていたという事実の指摘などを見ると、言いえぬほどのおぞましさを感じます。そんな場所は、もはやまともな社会ではありえないからです。マレーは、〈すべての地域に住む英国人が、法の支配を含む英国の規範だったもののために立ち上がるのを怠った〉と記述しています。本書から読み解くべき教訓の一つは、短期的な非難を恐れて不都合な現状を追認すると、長期的に壊滅的な被害を招いてしまう、ということだと思われます。 また、先祖の行為に対する現代人の謝罪という問題について、マレーの興味深い見解が示されています。〈 現代の政治家にとって、そうした謝罪を表明することには政治的な意味しかない。そして罪が重く、非道さの度合いが大きいほど、謝罪は重みを増し、遺憾の意を表すことの潜在的な政治的利得は大きくなる。政治指導者たちはそうした発言を通じて、自らは汚点にかかわることなく度量の大きさを示せるわけだ。謝罪を行う人物自身は何も悪いことをしておらず、謝罪を受けられたはずの人々は全員死んでいるのだから。 〉 マレーはこれを、〈欧州人に特有で、欧州人に共通の熱病〉だと記述しています。しかし、日本の政治家・知識人・マスコミ関係者の戦後の言論を少しでも知っていれば、これは欧州人に特有のものではないことが分かります。現代の価値観によって、すでに死者となっている先人を裁くという行為には、大なる可能性で卑しさが伴うものなのでしょう。 ドイツのある国会議員の態度を、マレーは次のように評しています。〈 彼は進んですべての移民の窮状を代弁し、すべての国境を非難した。そして同時に移民の流入は自然に鈍化したのだという振りをしようとした。そうすることで彼の良心と生存本能は折り合える余地を見出せたのだ。移民は勝手に来なくなったのだというふりをする一方で、移民の来訪を妨げる政策を支持していれば、人道主義者のままでいられたし、権力の座にもとどまれた。彼が自分自身と交わしたような契約を、他の多くのドイツ人も結び始めていた。 〉 ここには欺瞞があります。日本にも、これと似たような欺瞞を語る輩がいます。そういった卑しい人物にはなりたくないものです。 私としては、いくつか挙げられているマレーの考えの中で、次の提案にもっとも同意します。〈 保守主義者のバークは次のように洞察した。文化や社会というものは、たまたま今そこにいる人々の便のためにではなく、死者と生者とこれから生まれてくる者たちが結ぶ大切な契約のために働くものだと。 そうした社会観においては、尽きることなく供給される安価な労働力や、多様な料理、特定の世代の良心を慰謝することなどを通じて人々がどれほど大きな恩恵を得たいと望んでも、その社会を根底から変えてしまう権利までは持ちえない。なぜなら自分たちが受け継いだ良いものは、次に引き渡すべきものでもあるからだ。〉 できれば今後の日本も、このような考えの方向に進めば良いのにと私は思います。他の方々がどう思うかは、また別の問題ではありますが、とりあえず本書を読んで考えてから発言してほしいと切実に思います。そのため、次のようなマレーの言い分にも同意します。〈 危機はそもそも欧州のものではなく世界のものであり、これを論じることすらが欧州中心の物の見方を反映していると言う人々もいる。だが欧州人が欧州中心的になったり、そうした感じ方をしたりしてはいけない理由はない。欧州は欧州人の〝家〟なのだ。そして我々は米国人やインド人、パキスタン人、日本人など、あらゆる国の人々と同等に自国中心的になる権利がある。 〉 Tags:西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムPDFダウンロード西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムPDF西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムのePub西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムダウンロード西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムオーディオブック西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムダウンロードブック西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム発売日西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム試し読み西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムネタバレ西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムamazon西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムdownload西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラムkindle