著者 山形 孝夫
4.6 5つ星のうち 3 カスタマーレビュー
ダウンロード聖書の起源 (講談社現代新書 448)PDF山形 孝夫 - 内容紹介 聖書は、神話と伝承につつまれた、人間歴史の壮大なドラマである。旧約聖書や新約聖書にみられる奇跡と驚異の物語は、古代オリエント地域に生きた“神々と人間”ののぞみの結晶である。聖書の起源には、土地を求めてさまようイスラエルの民がおり、神ヤハウェとの契約を成立させる土地の祭りがある。また救い主キリストの背後には、カナン地域の死と復活の神々、病気なおしの神々の系譜がある。本書は、聖書を教典としてみるのでなく、古代オリエント地域にある多くの伝承断片が、なぜ聖書へと結実していったのか、その過程と謎を解明する。 伝承文学としての聖書――聖書には旧約聖書があり、新約聖書がある。どちらも、その内容については、別個の独立した文学の集成としかいいようがない、膨大な文書の集成なのである。旧約聖書39巻、新約聖書27巻、ページ数にして1700ページをこす。もちろん一言の説明も、あとがきもない。製作年代もマチマチ、作者も多くは不明である。というより本来が作者不詳の口承文学、あるいは伝承のたぐいに属するものが多い。こうした謎につつまれた聖書を前にして、それにもかかわらず、聖書に起源があるという事実は、何という大きな魅力であろうか。この魅力のすべては、その内容から発している。――本文より 著者について 1932年仙台に生まれる。1954年東北大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学院修士、博士課程修了。初期キリスト教史専攻。1970年より1年間、レバノン中東神学校客員教授。現在、宮城学院女子大学教授。主な著訳書に、『レバノンの白い山』――未来社、『地中海』〈共著〉――山と溪谷社、J・A・T・ロビンソン『からだの神学』――日本基督教団出版局、ブルトマン、クイズィン『聖書の伝承と様式』――未来社――がある。
以下は、聖書の起源 (講談社現代新書 448)で最も役立つレビューの一部です。この本を買うか読むかを決める前に、これを検討する必要があるかもしれません。 聖書という書物そのものの成立の歴史ではなく、先行するいかなる神々とその説話群の複合から旧・新約の神とストーリーが生成されたのかについて、きわめて興味深い所論が展開されている。人類史における神々の闘争の一局面を神話学的位相のもとに垣間見させてくれるスケールの大きい良書だと思う。 キリスト教徒はキリスト教の本質が渡らないから信仰していると思います。この本を読めばキリスト教の矛盾が理解でき、キリスト教から離れられると思います。真実を求めた名著だと思います。 Tags:聖書の起源 (講談社現代新書 448)PDFダウンロード聖書の起源 (講談社現代新書 448)PDF聖書の起源 (講談社現代新書 448)のePub聖書の起源 (講談社現代新書 448)ダウンロード聖書の起源 (講談社現代新書 448)オーディオブック聖書の起源 (講談社現代新書 448)ダウンロードブック聖書の起源 (講談社現代新書 448)発売日聖書の起源 (講談社現代新書 448)試し読み聖書の起源 (講談社現代新書 448)ネタバレ聖書の起源 (講談社現代新書 448)amazon聖書の起源 (講談社現代新書 448)download聖書の起源 (講談社現代新書 448)kindle