台座 弐


台座部分の取材が終わりほっとしたのも束の間
折板に気になる書き込みが。

daiana
(、、、え?!)


あれは先生像の台座ではなかったのか?
それとも重要な見落としがあったのか?
あるいはさらに移動したのか?

要らぬ妄想がどんどん広がる中、
急いで今一度例の場所へ向かう。


現場に到着するや早速周囲を見回すも
別段前回との違いは何も見当たらない・・・。

多少学生の往来があるので
些か恥ずかしい気持ちではあったが
再度カメラを片手に台座付近へ近づくことにする。


「ン???」 daiana

「なんだ?
このいかにもという感じの紙は?!」
しかも丁寧に重石がしてあるではないか。

場所は写真(下)の点線で囲んだあたり
daiana


しばらくこの怪しい紙片を睨みつけ
足の真意を考え込む。

「あぁ、そうか。」

書き込みの主のハンドルネームを思い出した。

まずは片足の足先でそっと紙片を押してみた。
「あぁ、この懐かしい感触。間違いない。」
悪戯の基本中の基本。
料理で言えばサシス(ショ)セソ・・・。

(「うぅ、踏み抜きたい・・・。」)


幼いあの頃の感触をもう一度味わいたいと思ったが
帰宅時に泥だらけでバスに乗ることを想像して
ちょっぴり躊躇した。


「エェぃ、ままよっ!」
ズボっ。。。

daiana
「ほっ。。。」
仕掛人が優しい人で本当に良かった。


真夏日に汗をかきながらの撮影であったが、
小学生以来の懐かしい感触を思い起こさせてくれた落穴様には ぜひとも相応の感謝を。

きっと、
このような悪戯をしたりされたりしたという
幼いあの頃の原体験こそが
「アート」を続ける者(達)の動機や、
あるいはそれにシンパシーを感じるための理解へと
つながっているのであろう。


<追記>
穴は再び塞いでおきました。
同じ楽しみを味わいたい方のために。




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