回生態進化発生コロキウム | 2021.12.27 (Mon)

当日の様子

久しぶりのオンサイト開催コロキウムには、初参加の学部生から常連の若手教員・ポスドクなど総勢31名が集まりました!

口頭発表者への歓声、拍手、ヤジ(?)、また発表後の直接の質問や議論などオンサイトならではの交流が楽しかったですね!

土松 隆志さんと東大理学部の先生方のご協力により、理学部2号館講堂をお借りすることができました!ありがとうございました!

コロキウム後のオンライン忘年会もワイワイと盛り上がりました!(忘年会からの参加者もチラホラ…)

来年は忘年会もオンサイトでできるようになったら良いですね!

ご案内

昨年はCOVID-19の感染拡大によりオンラインで開催された「生態進化発生コロキウム」ですが、感染状況が比較的落ち着いている現状を鑑みて、今年は東京大学本郷キャンパス理学部2号館講堂にて対面形式で開催いたします。また、コロキウム後の大忘年会はオンラインで開催いたします。


開催にあたっては、以下のような感染拡大防止対策を取らせていただく予定です。これらに同意いただける方のみご参加下さい。また、対策は追加・変更の可能性があります。また、COVID-19の感染拡大状況により、オンライン開催、または中止の可能性があります。


・参加にあたってはCOVID-19ワクチン接種をお願い致します

・ワクチン接種済みでない方は抗原検査やPCR検査によりCOVID-19の感染がないことをご確認下さい

・会場では常にマスクを正しくご着用下さい

・入室、退室の際には手指のアルコール消毒をお願い致します

・会場での飲食は禁止致します

・理学部2号館内で、講堂とトイレ以外への立ち入りも禁止致します


第9回生態進化発生コロキウム

日時:2021.12.27 (月) 12:30 - 17:00

会場:会場:東京大学本郷キャンパス理学部2号館講堂

内容:発表希望者によるショートトーク(発表15分 + 質疑5分)


プログラム(発表要旨はこちら

12:30 挨拶と趣旨説明

12:40 桂 宗広名古屋大学)

「花認識に関わるシグナルの探索」

13:00 船本 大智(東京大学大学院理学系研究科小石川植物園)

花で繁殖する訪花昆虫:ヒゲボソケシキスイ科への注目

13:20 鈴木 力憲(東京都医学総合研究所

好蟻性コオロギの巧みな回避戦略」

13:40 休憩

14:50 野尻 太郎(東京大学農学生命科学研究科)

四肢形成ヘテロクロニーから読み解く翼手類の飛行進化における発生機構

14:10 東山 大毅(東大・医)

哺乳類はサメ顔か

14:30 斉藤 京太(千葉大学大学院融合理工学府先進理化学専攻)

「生命現象の階層間で共通する表現型多様化パターンから探る進化の制約」

14:50 休憩

15:00 壁谷 尚樹(東京海洋大学)

カイアシ類における多価不飽和脂肪酸生合成酵素の多様性」

15:20 後藤 寛貴(静岡大)

「銅鉄実験から見つかるものもある」

15:40 新津 修平(東京都立大学・国際基督教大学)

「アミメカゲロウ目昆虫で初めて観察された亜終齢期の翅原基について」

16:00 休憩

16:10 神田 元紀(理化学研究所・生命機能科学研究センター)

ロボット実験の現在と未来

16:30 尾崎 遼(筑波大学医学医療系)

「ドライとウェットの研究自動化のため研究開発」


オンライン大忘年会

日時:同日 19:00 - 21:00(予定)

会場:オンライン


参加方法

本会(及びオンライン忘年会)は事前申込制とさせていただきます。

12月15日(水)までに以下の登録フォームからお申込みください。

第9回生態進化発生コロキウム申込みフォーム

〆切は12月15日(水)です。

申込先着順で定員(50名)になり次第締め切らせていただきます。


また、本年度はゲストトークはなく、発表希望者による口頭発表(15分間)を行います。奮ってご参加ください。

発表希望者が多数の場合、発表要旨から発表者を選ばせていただく予定です。


About us|生態進化発生コロキウムについて

地球上の生物が見せる驚くべき多様性は私たちを強く惹きつけてやまない。このような多様性はどのようにして生まれ、維持されてきたのだろうか?

私たちはこの多様性の進化プロセスを、生態と発生というふたつの観点から理解したい。生物の多様な形質は、ある生態学的な機能を満たすよう進化する一方、実際にそれぞれの形質を作り出すのは個体内の発生生理メカニズムだからである。さまざまな生物の発生生理メカニズムの解明は、生物の多様性の由来だけでなく進化的保存性や収斂をも説明するかもしれない。また、生物の発生自体も完全に外部環境から独立してはいない。移りゆく不安定な自然環境下において、 発生が可塑的に改変されることでより一層の多様性がもたらされるのである。

多様性を研究することは茨の道である。飼育系すら確立されていない研究材料に対して、世の中に星の数ほどある研究手法をどのように適用したら良いのか? このとき安易に得られるモデル生物のプロトコル1枚よりもずっと役に立つのが、同じように非モデル生物に立ち向かっている同僚たちの成功談や試行錯誤の数々だろう。

そこで、生物の生態と発生と進化を結ぶ若手研究者が集い、情報交換をする場として本会を設けたい。現在の研究を名刺代わりに、現在と未来にわたり生物多様性の研究を発展させる同志作りの場としたい。


Organizers

石川 麻乃(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 先端生命科学専攻

石川 由希(名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学専攻)